不動産投資・資産運用の無料資料ダウンロード不動産投資・資産運用の無料資料ダウンロード

富裕層の定義はある?資産額や特徴を解説

富裕層の定義はある?資産額や特徴を解説


富裕層の定義はある?資産額や特徴を解説

テレビやネット動画を見ていると、高級マンションに住んでいたり多くのブランド物を持っていたりする方を見かけることがあります。

多くの方は快適な生活を送るだけではなく、老後の心配をしたくないといった理由からお金が欲しいと考えるものです。

たくさんのお金を持っている方のことを「富裕層」とも呼びますが、富裕層には明確な定義があるのでしょうか。

本記事では、富裕層の定義があるのかについて、資産額や特徴について解説します。

【目次】

富裕層の定義とは?

結論として、明確に富裕層とそうでない方を分けるための定義はありません。

しかし、一般的には純金融資産の保有額が1億円から5億円までの方を富裕層と呼びます。

純金融資産が5億円以上の方は超富裕層と呼ばれますが、人口に対して非常に数が少ない傾向にあります。

純金融資産とは、預貯金や株式などの金融資産から負債を差し引いたものです。

そのため、多くの資産を保有していても負債が多かった場合、富裕層に区分されないことがあります。

とはいえ、富裕層や超富裕層といった定義はあいまいであり、同様に資産家の意味も明確に定義されていません。

 

富裕層の割合

富裕層の割合

下記は、株式会社小村総合研究所が発表した、純金融資産保有額の規模と世帯数の関係です。

階層 純金融資産保有額 純金融資産保有額合計 世帯数(万世帯)
超富裕層 5億円以上 105兆円 9.0
富裕層 1億円以上

5億円未満

259兆円 139.5
準富裕層 5,000万円以上

1億円未満

258兆円 325.4
アッパーマス層 3,000万円以上

5,000万円未満

332兆円 726.3
マス層 3,000万円未満 678兆円 4,213.2

 

上記より、富裕層と超富裕層の世帯数は全体の2.7%程度であることが分かります。

一方、純金融資産保有額合計の比率は全体で22.3%であることから、資産の合計額に大きな片寄りがあるのです。

これらを分類するために検討した資産は下記であり、土地や建物などは対象外になります。

そのため、準富裕層やアッパーマス層であっても、所有物を現金化することで富裕層になるという方がいらっしゃいます。

  • 預貯金
  • 株式
  • 債権
  • 投資信託 など現金化できる資産

参考ページ:株式会社野村総合研究所ホームページ「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」

 

資産家・資本家・お金持ち・高所得者との違い

富裕層と混同されることが多い言葉のなかには、資産家・資本家・お金持ち・高所得者があります。

こちらでは、それぞれの違いについてご説明します。

 

資産家

資産とは、企業が所有する資本として価値がある財産を指すものです。

資産家とは、個人の力でお金や資本として価値がある財産を生み出すことができる方になります。

現在所有している資産を運用して、より多くの利益を得ようとしている方が資産家といえます。

富裕層などが対象だと思われがちですが、資産家も定義が広いことから、少額でも運用していれば資産家といわれることがあります。

 

資本家

資本家とは、所有している資本を使って労働者の雇用や企業の経営などを行って利益を上げる方になります。

先述した資産家は自分で財産を生み出すのに対して、資本家は雇用などでほかの方の力を借りることによって財産を創造します。

企業を経営する際には数億円単位の資本が必要であることから、多くの資本家は超富裕層に分類される傾向にあります。

資産家と資本家を混同する方は多くいらっしゃるため、違いを明確に理解しておきましょう。

 

お金持ち

お金持ちは先述した資産家や資本家よりも、さらに解釈が広くなったものです。

たとえば、数億円の資産を所有している超富裕層も、毎日財布に10万円が入っている方もお金持ちといえます。

お金持ちの定義は人によってさまざまであることから認識の齟齬が発生しやすいため、ビジネスではあまり用いられない言葉です。

傾向として、お金持ちには資産家や資本家だけではなく、資産運用などを行って資産を増やそうと考えていない方も含まれます。

 

高所得者

一般的に、高所得者とは所得や収入が多い方を指し、税制上は年収850万円以上の方が高所得者となります。

しかし、たとえ収入が多くても、税金や家のローンなどで支出が多くなるため、資産を保有していない方がいらっしゃいます。

近年では物価が高騰傾向にある一方、収入が伸び悩んでいることから、高所得者でも生活が苦しいことがあるのです。

 

富裕層が所有する傾向にある金融資産

こちらでは、富裕層が所有する傾向にある金融資産をご紹介します。

 

不動産投資

不動産投資とは、対象となる不動産を購入し、賃貸や売買などによって収入を得る投資になります。

多くの場合、賃貸で貸し出して毎月安定した収入を継続的に得る「インカムゲイン」を行っています。

また、急に大金が必要になった場合には、所有している不動産を売却する「キャピタルゲイン」が行われます。

物件によって利回りや空室リスクが異なるため、物件を購入する際にはさまざまな観点から検討する必要があります。

 

株式の売買

株式とは、株式会社が発行する株を売買して利益を得る投資方法です。

一般的なビジネスや商売と同様に、安い時期に購入して高い時期に売却することで、高い利益を得ることができます。

また、株式は会社が発行する権利のようなものであり、議決権や剰余金配当請求権、残余財産分配請求権などの権利を得られます。

しかし、企業が倒産した場合、株主が出資した資金の範囲で責任が発生する点には注意が必要です。

 

富裕層の特徴

富裕層の特徴

多くの富裕層が持つ特徴のひとつとして、企業に勤務することで得られる収入の身に頼っていないことが挙げられます。

国税庁の調査によると、令和3年における平均給与は男性が545万円、女性が302万円となっています。

年間で600万円から700万円の給料にボーナスがプラスされますが、富裕層になるためには多くの時間と我慢を要します。

一方、富裕層は労働による収入だけではなく、先述した不動産投資や株式の売買などによって別の収入を得ています。

これらは労働と比べるとハイリスクではありますが、同時にハイリターンな手段でもあります。

なかには、数時間で1ヶ月分の給料を稼ぐことができたという事例もあるのです。

現在の日本では高齢化社会が深刻化しており、老後の資金繰りに頭を悩ます方が多くいらっしゃいます。

そのため、近年では多くの就労者が資産形成のためにさまざまな投資を行う傾向にあります。

 

おわりに

本記事では、富裕層の定義や特徴などについて解説しました。

明確に富裕層の定義はありませんが、一般的には1億円以上~5億円未満の資産を所有している方が富裕層といわれています。

富裕層は労働による収入だけではなく、不動産投資や株式の購入などで得られた収入を頼りにする傾向にあります。

資産運用をして資産を増やしたいと考えている方は、投資や株式の購入についての理解を深めてみてはいかがでしょうか。


関連記事

投資・マネー 人気コラム


その他のカテゴリー

「投資に興味はあるけどよくわかっていない」「少しだけ話を聞いてみたい」
そんな悩みを持つ方に GALA NAVI はピッタリです。
不動産投資・資産運用に役立つ情報をプロがわかりやすく解説します。
\ 不動産投資のポイントをご紹介! /
【無料】資料ダウンロードはこちら