10万円を100万円にする方法|初めての投資はいくらから始める?
10万円を100万円にする方法|初めての投資はいくらから始める?
- 不動産投資のGALA NAVI >
- お役立ちコラム >
- マネー >
- 10万円を100万円にする方法|初めての投資はいくらから始める?

年金などの社会保障に不安を感じる現代、「貯蓄から投資へ」とはいうものの、最初の一歩が踏み出せないという方もいらっしゃると思います。
また、手元の資金に余裕がなく、大きな投資は難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、そのような方に向けて予算別おすすめ投資スタイルをご紹介します。
10万円を100万円にする投資とは
資産運用において、元手となる10万円を効率的に増やすには、リスクとリターンのバランスを理解した投資戦略が求められます。
投資は一夜で大きな利益を得る手段ではなく、時間をかけて資産を増やす行動です。
たとえば、年利5%の複利で運用すれば、およそ29年で資産は10倍になります。
一方、より短期間で増やすには、リスクの高い手法の検討も必要です。
株式投資や投資信託、あるいはソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングなどが選択肢となります。
これらの手法は、資金が少額であっても始められる点が特徴です。
10万円を100万円にするには、下記のポイントを押さえることが重要です。
- 利回りの高い商品を選ぶ
- 継続的な積立投資
- 投資タイミングの見極め
- リスク分散
まずは自らの投資目的とリスク許容度を明確にし、現実的な期間と方法で目標達成を目指しましょう。
本業で稼ぐ重要性
資産形成において、本業での安定した収入は基盤となる存在です。
10万円を元手に資産を増やしたいと考える場合、本業での収入を最大化し、投資資金を増やすことが現実的な第一歩となります。
給与所得は継続性が高く、日常生活費や緊急時の支出を支える安全資金として機能します。
この安定収入があるからこそ、将来に向けた投資が可能になるのです。
また、収入を上げることで、生活費を差し引いた後の可処分所得が増え、投資に回せる金額も増加します。
昇進や資格取得、副業などを通じて収入を高める努力も有効です。
その過程で培われるスキルや人脈は、資産形成以外にも多くのメリットをもたらします。
まずは本業で資産を積み上げよう
本業による安定収入を活用し、毎月一定額を貯蓄や投資に回すことが基本です。
10万円という少額であっても、継続的に積み立てることで将来的には大きな資産となります。
生活費を見直し、支出を最適化することも資産形成の一環として重要です。
資産運用も並行して行おう
本業で得た収入の一部を活用し、資産運用を並行して進めることが理想的です。
たとえば、積立型の投資信託やつみたてNISAなど、毎月少額からスタートできる商品が多くあります。
本業と資産運用を両輪として活用することで、より着実に目標資産へと近づくことができます。
10万円を元手にできる資産運用
10万円という限られた元手であっても、適切な方法を選べば将来的な資産形成につなげることが可能です。
少額投資向けの商品やサービスも増えており、初心者でも始めやすい環境が整っています。
こちらでは、主に実践しやすい4つの資産運用方法について紹介します。
投資信託
投資信託は、複数の株式や債券に分散投資ができる金融商品です。
プロのファンドマネージャーが運用を行うため、初心者でも比較的安心して取り組むことができます。
毎月1,000円から積立が可能な商品も多く、つみたてNISAを活用すれば、非課税での運用も可能です。
10万円を数回に分けて積立投資する形もおすすめです。
少額の株式投資
単元未満株(ミニ株)や1株単位での購入が可能なサービスを利用すれば、10万円以下でも上場企業の株式を購入できます。
配当金や株主優待が受けられる銘柄もあり、長期保有によるリターンも期待できるでしょう。
ただし、個別株には値動きのリスクもあるため、業績や将来性をよく調査したうえで選定することが重要です。
クラウドファンディング型投資
不動産や企業支援など、特定のプロジェクトに資金を投じるクラウドファンディング型投資も少額から参加可能です。
1万円から不動産に間接投資でき、分配金を受け取れるようになるものもあります。
比較的高い利回りが期待できますが、元本保証がない点には注意が必要です。
自己投資
10万円を将来の収入増加につながる「自己投資」に充てる選択肢もあります。
たとえば、資格取得やオンライン講座の受講、ビジネススキルの習得などです。
自身の能力を高めることで、昇給や副業収入など、長期的なリターンが得られる可能性があります。
これらの方法は、それぞれリスクやリターンの特性が異なります。
複数の手法を組み合わせ、分散投資を行うことで安定した資産形成につながるでしょう。
コツコツ型投資:1万円コース
純金積立やクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)、少額のFX(外国為替証拠金取引)など、小口商品でコツコツと投資を始めてみるというパターンです。
FXは損失が大きくなりそうで怖いという方もいるかもしれませんが、レバレッジ(てこ)を低率にするなど、リスクをできるだけ抑えることもできます。
投資を始めるときの基本として忘れてはいけないのは、「投資はあくまでも余剰資金で始める」ことです。
生活費を投資に振り向けてしまうと、損失を取り戻そうとして必死になり、冷静さを失って失敗してしまうこともあるからです。
そこで、手元資金に余裕がないという方は、まずは資金作りから始めてみましょう。
焦って少額投資をして失敗するよりも、会社の財形貯蓄などを活用して貯蓄をしていき、将来の大きな投資に向けて資金を備えることが一歩となるでしょう。
商品の幅を広げてみる:10万円コース
投資対象としてよく耳にする、現物株や上場不動産投資信託(REIT)の購入には、最低でも10万円程度の予算が必要です。
投資初心者でどの銘柄を買ったらよいか分からない、低予算で幅広い銘柄に投資したい、日々忙しくてじっくり検討する時間がないという方は、プロのファンドマネージャーに運用をお任せする投資信託(投信)という商品もあります。
投信は少額からでも可能ですが、プロが運用する分、手数料が発生することに注意が必要です。
投信を購入する際は、手数料についても比較検討するようにしましょう。
最近は、AIロボットが投資判断をしてくれる「ロボットアドバイザー」も人気です。
ロボットが機械的に投資してくれるので、長期的に資金を運用したい、忙しくて投資に割く時間がないという方は、このようなサービスを利用してもいいかもしれません。
老後資金や子供の学費など、元本を減らしたくない資金の場合は、定期預金の一部を個人向け国債に振り替えるのもひとつの手です。
大規模災害で被災するなどやむをえない事情がない限り、発行後1年以上経過しないと換金できないというデメリットはあるものの、定期預金よりも高い利息で元本も保証されます。
あこがれの「大家さん」に挑戦:100万円コース
不動産投資を始めるなら、物件の2~3割程度が自己資金の目安と言われています。
その他の資金については、銀行からの融資で賄うことになります。
不動産投資は、公務員やサラリーマンなど、安定した収入を持つ人の副業としておすすめです。
銀行は融資を検討する際に、物件の収益性に加えて借り手の属性(職業、収入、家族構成など)をチェックします。
安定した収入を持つ人であれば返済が滞る可能性が低いとみなされるため、借り入れがしやすいのです。
属性によっては、自己資金なしのフルローンでの借り入れが可能となるケースもあります。
ただし、不動産取引には不動産所得税や固定資産税・都市計画税、印紙税などの諸税支払い、司法書士への報酬、住宅設備の改修といったこまごまとした費用がかかります。
ローンの返済は不動産収入で賄うとしても、100万円くらいの初期費用はみておきたいものです。
金額より「リスク許容度」で考える
このように投資スタイルは予算や好みによって人それぞれです。
金額や商品にこだわって選ぶよりも、資金の性格や投資の目的、生活スタイルなどをもとに、損失が出た場合を念頭において、どれくらいまでならリカバリーできるのか、「リスク許容度」に合わせた判断をするようにしましょう。
おわりに
本記事では、10万円を100万円にする方法について解説しました。
10万円を100万円にする方法は、少額からでも始められる資産運用の基本と実践例を解説した内容です。
投資信託や株式投資、クラウドファンディング、自己投資など、リスクとリターンを踏まえた多様な選択肢が紹介されています。
まずは本業で安定収入を確保し、余剰資金でコツコツ積み立てることが成功の鍵です。
投資金額よりも自身のリスク許容度を重視し、目的に応じた分散投資で着実な資産形成を目指しましょう。
株式会社FJネクストが運営しております。
資産運用型(投資用)マンションの多面的なメリットやリスク回避方法などはもちろんのこと、
資産運用・ライフプラン、マネーや不動産投資に関する身近なテーマから豆知識など、
さまざまな内容のコンテンツを随時発信してまいります。
また会員登録していただいた皆様にはここでは手に入らない特別な情報もお届けしております。
より多くの皆さまの資産運用・ライフプランニングに役立つサービスとして、ご活用いただけましたら幸いです。
関連記事
投資・マネー 人気コラム
-
2024年07月31日(水)
含み益(ふくみえき)とは?意味や利益確定の考え方をわかりやすく解説
株式投資や投資信託は、購入時よりも時価が上がればうれしいものです。そのような状態を「含み益」といいます。含み益は歓迎すべき状態ですが、まだ利益は確定しておらず、今後、時価が下がる可能性もあります。含み益の出ている金融商品の売却タイミングはどう図っていくといいのでしょうか。
-
2024年07月31日(水)
ペイオフとは?保護対象となる資産やおすすめのペイオフ対策について
ペイオフという仕組みをご存知でしょうか。預金を守る保険制度として知られているペイオフですが、保護対象の範囲や上限があり、万能というわけではありません。大切な資産を守るため、ペイオフの仕組みや対策について確認していきましょう。
-
2024年10月21日(月)
金融リテラシー(マネーリテラシー)とは?身に付けるべき理由とポイント
「マネーリテラシー」とは「お金の知識を持ち、それをうまく活用する能力」のことです。マネーリテラシーが高くない人は、いくら投資をしても効率よく資産を増やすことができません。今回は、資産運用や投資を始める方が最低限身につけるべきマネーリテラシーについてみていきましょう。