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投資未経験者の主婦でもできる投資にはどのようなものがある?

投資未経験者の主婦でもできる投資にはどのようなものがある?


投資未経験者の主婦でもできる投資にはどのようなものがある?

家事や育児は毎日続く大変な仕事です。共働きが増えてきたとはいっても、専業主婦として家事や育児に励んでいる女性は少なくありませんし、なんとか時間を作って扶養の範囲内で働いている方も多いものです。忙しい主婦の方たちが限られた時間のなかで投資をするならば、どのような投資手法が向いているでしょうか。
ここでは、少額から始めることができる主婦向けの投資商品を3つに絞ってご紹介します。なお、こちらでで対象にしている主婦とは、「就業していない主婦」と「扶養の範囲で働く主婦」のことです。

まずおすすめしたい、投資信託

投資信託とは一般の購入者が専門家(投資信託運用会社)にお金を託し、そうして集まった資金を専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品のことです。運用により収益が上がれば、投資家それぞれの投資額に応じて収益が分配されます。

投資信託の主流は積立型

投資信託は、毎月一定額を投入する積立型商品が主流です。積立型ならば、預貯金を削らなくても可能な範囲に抑えながら投資できることから、少額から始めたい初心者に向いています。また、実際の売買は専門家が行ってくれるので、投資未経験者でも安心できます。

投資信託の投資先や投資対象は、商品ごとに違います。例えば、投資先の種類としては、次のようなものがあります。
➢国内
➢海外(先進国や新興国、アメリカ、欧州など)
➢国内外の混合(日本を含めた先進国のみ、日本と欧州など)

また、投資対象としては、主に次のようなものがあります。
➢株式
➢債券
➢不動産
➢その他資産(金や原油など)

ほかにも、分配金の有無や投資手法の違いなどによって、投資信託の商品性は違ってきます。もちろん商品によってリスクや目標リターンも異なりますので、投資信託説明書(交付目論見書)をよく確認したうえで購入しましょう。

iDeCoやつみたてNISAならば、税制優遇もある

投資信託を始めるのでしたら、税制優遇が受けられるiDeCo(イデコ)やつみたてNISA(ニーサ)がおすすめです。
iDeCoとは、毎月定額を拠出して運用、運用によって増えた資金を60歳以降に受給するという制度です。いわば「自分で作る年金」で、公的年金に分類されます。運用成績によっては資金が減ることもありますが、拠出金の所得控除・運用益が非課税、受取時の所得控除といった優遇があります。
専業・扶養の主婦でも加入できますが、この場合、所得控除の恩恵はありません。とはいえ、通常運用益が非課税ですから、収益は上げやすいでしょう。ただし、拠出額の変更は年に1回のみで、原則60歳まで解約や途中引き出しができない点には注意が必要です。
一方、つみたてNISAも、毎年40万円(新規投資分)の運用益が非課税です。所得控除はありませんが、年金ではないので、家計の状況に応じて、いつでも掛け金を変更できますし、必要なときには自由に引き出せます。

株式投資に興味があるなら「るいとう」から始めてみる?

株式とは、資金が欲しい企業(株式会社)に出資し、出資者が株主の地位を得る仕組みのことです。企業は資金を得られ、株主は会社所有者の一人として一定の権利を獲得します。また株主は、企業収益の分配を受けることも可能です。

株式投資の基本は売却益

本来、株式投資は出資により企業の事業を応援する趣旨のもので、株主は株式を長期的に保有します。しかし、現在では売却益のほうが重要視される傾向にあります。株式の値段である「株価」は常に変動しているため、買ったときよりも高い株価で売却できれば「値上がり益」が得られるからです。そのため近年は「株式投資」といえば、株の売り買いを積極的に行って収益を得ることを指すようになっています。
株式投資で収益を得るには、基本的には値上がり益を狙うことになります。そのためには値上がりしそうな銘柄を探し、こまめな価格チェックが必要です。財務諸表にも目を通すことが推奨されており、忙しい主婦には不向きな印象です。さらに、保有銘柄が下落すると、一気に値が下がってしまうリスクもあります。

「るいとう(株式累積投資)」なら少額でも始められる

一方、値上がり益ではなく、株主としての権利である配当や株式優待を目当てにする人もいます。主婦にうれしいお食事券や食材の詰め合わせがもらえる優待もあります。長期保有を目的としたこの方法ならば、頻繁な株価チェックは必要ありません。
ただし、株式投資にはある程度まとまったお金が必要となります。それは、株式の購入金額が比較的高額であるからです。株式では、原則として100株や1000株といった所定の株数で購入します。仮に株価が1,000円でも、最低売買単位が1,000株なら100万円ほど必要となります。10万未満で購入できる銘柄もありますが、欲しい企業の価格が手ごろとは限りません。金銭的なハードルはやや高いといえるでしょう。
銘柄選びに不安を感じる場合や、月々の収入やお小遣いの範囲で始めたい人は、複数銘柄を定額で少しずつ購入していく「るいとう(株式累積投資)」がおすすめです。通常は毎月1万円程度から積み立て購入できるので、まとまった資金も不要です。購入途中で累積株式を売却することも可能ですし、売買単位に達するまでコツコツ購入を続けてもいいでしょう。

安心感抜群! 最低保証のある国債

国債は、国の発行する債券です。購入後、満期まで保有していれば、元本と利子が受け取れます。定期預金に近い仕組みなので、投資未経験者でもスムーズに始められます。利率の最低保証があり、元本割れのないのが特徴です。
利子は半年ごとに年2回支払われますが、受け取りは満期時になります。最低保証は0.05%(2019年5月現在)となっており、一般的な定期預金よりも高水準です。国債は1万円から買えるので、金額的にもお手頃といえるでしょう。次のように満期の期間は3種類あるので、状況に合わせて選ぶことができます。

➢3年満期(固定金利)
➢5年満期(固定金利)
➢10年満期(変動金利)

例えば、「子供が3年後に高校受験だから、その時期に現金が入るよう3年満期」「子供は小さいから、将来の大学資金としてとりあえず10年満期」など、家族のライフプランに合わせて選択できます。ただし、金利種類に「固定」と「変動」があり、適用利率もそれぞれ異なります。なお、購入から1年経過すれば途中換金も可能ですので、急に現金が必要になった場合にも安心です。
満期まで保有すれば、投資額よりも受取額が減ることはありません。ただし、満期前に国債を換金すると手数料が発生します。手数料は「おおよそ直近2回分の利子」ですので、1年経過後すぐに換金すると、資金がほとんど増えない計算になります。そのため、途中で換金する場合は注意が必要です。

安心感抜群! 最低保証のある国債

今回は、忙しい主婦におすすめしたい投資商品を3つご紹介しました。ただし、これらはあくまで初心者向けです。経験を積むうちに、違った投資商品に興味が出てきたり、より収益性の高い投資を始めたいと考えるようになったりするかもしれません。FXやワンルームマンション投資など、投資手法にはいろいろありますので、慣れてきたら投資商品も検討し、資産を増やしていきましょう。


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