お金は自己責任の時代。30代から考える収入を増やす方法

お金は自己責任の時代。30代から考える収入を増やす方法

「日々無駄使いをせず、節約に励んでいるつもりなのに、なぜかお金が貯まらない。」そう感じている方も多いのではないでしょうか。とはいえ、将来のためにも、資産はしっかりと築きたいものです。現代は「お金は自己責任」の時代なのです。
特に今の30代はバブル崩壊後の日本で育ち、上の世代とはお金に関する感覚が大きく違います。
そこで、30代における家計の収支の実情や、どうしたら収入を増やすことができるのかについてみていきましょう。

実際のところどうなの? 30代の収入と家計

毎月入ってくるお給料をもとに生活をしているけれど、お金はなかなか貯まらないものです。一般的な家庭の家計はどのようになっているのでしょうか。

総務省統計局の「家計簿からみたファミリーライフ」(数値は平成28年時点)によると、2人以上で構成される世帯の貯蓄の平均値は1,820万円、中央値は1,064万円となっています。この金額に対する受け止め方は、年代によって異なるでしょう。なぜなら、支出にかけている割合が年代によって大きく異なっているからです。

世代別に見ると、30代は賃貸物件に住んでいる割合が多いため、住居関連に支出が多くなる傾向があります。また、乳幼児の子育て世代でもあるため、幼児教育や保育にかかる費用への支出も高くなっています。これが40~50代になると、子供の成長に伴って教育関連費用が増えていきます。また、50代では子供への仕送りも多くなる傾向があります。一方、60代で多いのはスポーツ施設の利用料です。70代になると、今度はサプリメントといった健康保持用摂取品の支出が増えます。このように、世代によって世帯支出はまったく異なるのです。

また、単身世帯になるとさらに違ってきます。単身世帯では、35歳未満の男性は外食費の割合が高く、35〜59歳の女性はペット関連費が多く支出されています。

このように見ていくと、支出によって貯めやすい時期、貯めにくい時期があることが分かります。具体的には、比較的お金を自由に使える独身時代や、子供が産まれる前と教育費の支出が終わってからが貯めやすい時期だといえるでしょう。つまり、長期的にみた貯蓄計画が必要だということです。

特に30代からは、子供の有無によって家計の収支は大きく変わります。独身時代や夫婦共働きができるとき、あるいは子供が産まれても教育費がかからない時期を中心にできるだけ収入を増やし、出費が増える時期や老後の備えに回すようにします。

効率よく収入や資産を増やすには

では、どのように収入や資産を増やしていったらいいのでしょうか。これには大まかに2つの選択肢があります。

収入そのものを増やす

収入に対して支出が多ければ、お金は貯まらずに赤字になります。ということは、支出以上に入ってくるお金を増やせばいいということになります。転職をしてお給料を増やす、副業をしてプラスアルファの収入を得る、資産運用で不労収入を得るなどを検討してみましょう。

支出を減らす

収入を増やすことが難しいのであれば、支出を減らします。支出は大まかに「投資」「消費」「浪費」に分けられます。まずは、自分の支出がどこにあてはまるのか、それぞれの支出ごとに見直してみましょう。
「投資」にあてはまる支出は、お金を使ったのちに、自分にプラスになって帰ってくるか否かで判断できます。例えば資格を取得し、仕事にプラスになってお給料が上がったり、幅が広がったりするとします。そうであれば、これは有意義な使い方ですので、投資といえます。一方、「消費」は生活していくうえで欠かせないもの、例えば食費や交通費、水道光熱費、住居費などです。そして「浪費」。これは贅沢な買い物など、不要なものにお金を使うことです。当然ですが、減らしたいものですね。

ところが、項目によってはこの3つのどれに該当するのかが判別しにくいものもあります。例えば、交際費や教養費。ただ愚痴をひたすら言い合うような飲み会は無意味なだけでなく、場合によっては自分自身にマイナスになることもあります。また、資格取得もそれを活かせなければ何の意味もありません。そうなれば、「投資」でも「消費」でもなく、「浪費」ということになりそうです。

お金を支出するという行為一つ取っても、どのように使うかによって今後のお金の貯まり方や増え方に大きな差が出てきます。そうやって収入と支出を見直したあとで改めて貯蓄や投資を計画的に行えば、将来まとまったお金にしていくことも可能となるでしょう。

収入をアップするにはどうしたらいい?

毎月お給料日近くになると、あと○万円あったら……と思ったことがあるという人も少なくないでしょう。最近は働き方も大きく変わってきました。少し前までは「副業禁止」と大きく掲げていたような会社でも副業の許可が出たり、自分の特技を活かして副収入につなげたりする人も珍しくありません。また、インターネットの普及によって、いろいろな手段で収入を得ることも可能になりました。
そのなかでも副業として人気なのは、在宅でできるもので、ライティングやデザインなどクラウドソーシングを利用したものがあります。

また、「投資」という方法で不労収入を得ている人も少なくありません。生活に密着していて始めやすい株式投資。手数料が安く、金利収入も狙える外貨投資やFX。昔から不労収入の王道といわれている不動産投資。投資といっても、それぞれタイプが異なります。自分に合うものはどれなのか、どのくらいの金額をどのくらいの割合で増やしたいのかをよく考えましょう。

資産運用は家族の問題。よく話し合って計画的に

資産運用は家族全体の問題です。どのくらいリスクを取ることができるのかも含めて、家族でよく話し合いましょう。資産運用の知識も家族全体で身につけると、何かあったときにお互いがサポートできる存在になれます。一時的な収入アップだけでなく、継続的な収入アップにつながるようにしていくと、将来のしっかりとした備えにもなります。

収入や資産を増やすことは、今日始めて明日出来るものではなく、長期的なプランが必要になります。そのためには、30代の早いうちからしっかりと話し合い、計画的に行っていくことで、将来を明るいものにしたいですね。

 

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