不労所得の種類と作り方|初心者にもおすすめの手法を紹介
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「働かずにお金がもらえたらな」なんて考えたことはございませんでしょうか。
働かずに得られるお金、いわゆる「不労所得」があれば、若いうちのセミリタイアも夢ではありません。
本記事では、そもそも不労所得とは何か、どんな種類の所得があるのかを見ていきましょう。
【目次】
不労所得とは何?どんな種類がある?
不労所得とは、労働以外の手段で得られる収入であり、自分自身が働かなくても得られるものを指します。
一般的に不労所得には、下記の6種類が含まれます。
家賃収入(不動産投資)
家賃収入(不動産投資)とは、マンションやアパートといった不動産を購入して貸し出し、入居者からの家賃を収入として得る所得です。
入居者がいる限り継続して収入を得られる、株式ほど大きな価格変動が発生しないといった、さまざまなメリットがあります。
また、不動産の管理は管理会社に委託できることから、専門的な知識が無くても運用することができる点も魅力のひとつです。
一方、多くの方はローンを利用して不動産を購入することから、ローンを返済するまで利益が少なくなる点には注意が必要です。
著作権使用料
著作権使用料とは、音楽や書籍などを販売する企業によって著作権者へ支払われる使用料です。
いわゆる印税と呼ばれるもので、著作物が売れ続ける限り著作権使用料を得ることができます。
また、企業が販売してくれることから著作権者は製作に専念することができる点もメリットです。
しかし、印税額によって源泉所得税率が変わるため、期待していたような収入が得られない可能性があります。
預貯金の利子
銀行や信用金庫などにお金を預けた際に発生する、預貯金や債券の利息も不労所得に含まれます。
また、金融機関だけではなく国や地方政府が発行する債券にも利息が上乗せされるため、不労所得を受け取ることができます。
しかし、預貯金の利率は0.001%程度と低いことから、大きな利益を受け取ることはできません。
そのため、多くの方は預貯金の利子よりも、預けているお金を使ってほかの手段で不労所得を得ています。
株式の配当金
株式会社は、自社の株を購入した株主に対して利益を還元します。
この利益のことを「配当金」と呼び、企業の収益が多いほど配当金が高くなる傾向にあります。
配当金による不労所得を取得するためには、株を購入した企業の動向を確認し、利益を出せる企業を選ぶことが重要です。
株式や企業に関する知識が問われ、株価が大暴落する可能性があることから株を購入する際は十分に検討しましょう。
投資信託
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの資金としてまとめて、専門家が運用し、利益を還元する金融商品です。
専門家が運用することから、投資家に専門知識が無くても投資することができる点がメリットです。
一方、人が運用するため専門家ごとに評価や成果が分かれる点や、市場環境などによって利益が変動します。
また、投資信託は投資したお金が返ってこないこともある、元本が保証されない金融商品である点も注意が必要です。
FX
FXは外国為替証拠金取引という意味を持つForeign Exchangeを略したもので、為替を利用して利益を得ます。
金利が高い通貨を購入し、金利が低い通貨を売ることで利益を得る「スワップポイント」と呼ばれる利益があります。
通貨によっては株式の売買を超える利益を得られることがあり、時期やタイミングによっては多くの利益を獲得することができます。
しかし、FXは為替変動の影響により株式投資を超えるほどのリスクがある金融商品である点には注意しましょう。
アフィリエイト収入
アフィリエイト収入とは、インターネット上に自分のメディアを立ち上げ、動画やブログを公開して得られる不労所得です。
いわゆる広告収入と呼ばれるもので、近年ではYouTuberなどが台頭していることから、多くの方が注目している収入と言えます。
動画やブログといったメディアは著作権で保護されているほか、インターネット上に残り続けるといった特徴があります。
ただし、一定の収益を得るには多くの労力が必要となる点や、独自性を出しにくい点が課題です。
駐車場・コインランドリー経営
駐車場やコインランドリーといった、第三者が利用する施設の運営も不労所得を得ることができる方法です。
設備を一から用意すると多額の初期費用が必要となりますが、近年では設備の用意や管理を代行してくれる運用会社があります。
そのため、少ない初期投資から始められる点は、駐車場・コインランドリー経営のメリットと言えます。
一方、これらは土地によって利用者や手数料などが変わるため、経営前に十分に試算したり、データを取ったりすることが重要です。
音楽や絵画といった創作物から著作権使用料を得るには、クリエイティブな才能が必要です。
また、超低金利時代の日本では、銀行に預金を預けていても、得られる利子はほんのわずか。
株式の配当金も「不労所得」と呼べるほどの額を得るためには、それなりの元手が必要です。
となると、サラリーマンが不労所得を得る方法として最も現実的なのは、マンションやアパートといった不動産経営で得られる「家賃収入」ではないでしょうか。
不労所得を作るメリット
こちらでは、不労所得を作るメリットをご紹介します。
仕組みを作れば継続的に収入を得られる
不労所得を得るためには、継続的に収入を得られる仕組みを作ることが重要です。
たとえば、家賃収入を得る場合、入居者を募集して賃貸物件を満室にすることが挙げられます。
労働で得られる賃金は、時給や月給といった形式で報酬が決まっていることから、働かなければ収入を得ることができません。
一方、不労所得は収入を得られる仕組みを作ってしまえば継続的に収入を得ることができる点がメリットと言えます。
収入源が増えると生活に余裕が出る
一般的な企業ではスキルアップや昇進などにより収入が上がりますが、伸び幅に限界があることが多いです。
また、企業によっては収益が減少することで給料やボーナスが減額になることがあります。
収入が減ると生活を圧迫してしまうため、急病や事故の際に必要な大きな出費に対応できない点も懸念されます。
不労所得を含めて収入源が増えることで生活に余裕が出るため、安定した生活をおくることができるようになります。
人生の選択肢が増える・やりたいことができる
趣味や新しいことに挑戦する際には、ある程度の出費が発生します。
また、現在の居住地から引っ越して、住みたかった場所に移る場合、多額の費用が必要です。
不労所得による収入を得られていれば、生活に余裕ができるだけではなくお金に関する問題を解決できるようになります。
近年では収入が上がりにくい企業が多くなったことから、労働による収入以外で収益を増やす方が増加傾向です。
多くの場合、不労所得を作るには元手が必要
このように、不労所得にはさまざまな種類やメリットがあります。
しかし、不労所得は頭金や初期費用となる元手が必要となることが多いです。
たとえば、不動産による収入を得たい場合、マンションやアパートを購入する必要があります。
金融機関が提供している不動産ローンの元手は、購入する物件の20~30%であることが多いです。
不動産投資のなかには元手が無くても始められるものがありますが、金利が高いものや期間が設けられていることがあります。
不動産投資の不労所得は入居者の家賃収入から得るため、入居者が少ない場合は自腹を切ってローンを返済しなければなりません。
そのため、不動産投資を始める前には物件を確認し、安定した収益が得られるのかを十分に検討する必要があります。
また、投資信託やFXを行う際、事前にある程度の投資額が必要ですが、比較的低額で始めることもできます。
しかし、これらの運用は元本を確保することができないため、状況によっては利益を得られない可能性があります。
大きな利益を求める方は多額の投資を行いますが、株価や為替が下落した際は大きな損失を被ることになるため注意しましょう。
必要となる元手は不労所得の種類によって異なるため、自分の貯蓄や収入に合ったものを選ぶことが重要です。
不動産投資で不労所得を作ろう
不動産投資で不労所得を得る最大のメリットは、「自己資金がなくても稼げること」です。
株式投資やFX投資などの投資商品の場合、投資資金は基本的に預貯金といった自己資金を使わざるを得ません。
個人投資家の株式投資やFX投資は投機的要素が強すぎるので、融資をしてくれる金融機関がほとんどないからです。
一方不動産投資なら、不動産という現物資産を担保にして、金融機関から融資を受けられます。
条件によっては、頭金ゼロのフルローンも可能です。特に、歴史的な超低金利時代の今は借り入れがしやすいのでチャンスです。
不動産投資が軌道に乗れば、家賃からの収入でローンも返済できるようになります。
このように不動産経営は、自己資金を持ち出すことなく、他人の資本で不労所得を得られる投資なのです。
特に、公務員や大手企業に勤めるサラリーマンは銀行からの信頼も厚く、融資が受けやすいと言われます。
金融機関からの融資を利用した不動産投資は、サラリーマンだからこそできる副業とも言えるでしょう。
不動産投資の不労所得に潜むリスク
一方、メリット大に見える不動産投資にもリスクがあります。
その最大のリスクは「空室」であり、空室になると家賃収入が得られないばかりか、維持費用がかかって収支がマイナスになってしまいます。
できるだけ空室を作らないことが、不動産投資を成功に導くためのセオリーです。
不動産投資は「立地が9割」と言われるように、空室を作らないコツとは「立地の良い物件」を見つけることです。
良い立地には、「交通の便が良い」「学校やスーパー、病院などの生活に必要な施設が近隣にそろっている」などの特長があります。
こうした情報はインターネットから得ることも可能ですが、より生活者の目線に立つなら、現地に足を運んでみましょう。
実際に物件の周囲を見て回ることで、周辺エリアの騒音や治安など、インターネットでは得られにくい生の情報を得られます。
また、もうひとつ、不動産オーナーになるなら、人的リスクも頭の片隅に置いておきましょう。
不動産経営は入居者への人的サービスの側面もあるので、家賃の滞納、入居者同士や近隣とのトラブル、事件・事故など、予期せぬ出来事が発生することもあります。
ただ、こうしたリスクはきめ細かなサービスを提供できる質の良い不動産管理会社を見つけることで、ある程度カバーすることも可能です。
「不労」所得もラクじゃない
不労所得を得るための「資産」も、相続のように自動的に得たものでない限り、不労所得として成立させるまでには一定の努力が必要となります。
サラリーマン投資家ならば、当初は本業との掛け持ちにもなるため、副業にコミットできる時間や労力は少ないかもしれません。
ですが、昔から「好きこそ物の上手なれ」と言います。忙しい日常でも、好きなこと、興味のあることなら継続していけるという人もいるでしょう。
多忙なサラリーマンの「不労所得」は、「好きなものを継続していたらいつのまにか所得になっていた」という流れが理想かもしれませんね。
おわりに
本記事では、不労所得の種類と作り方や、初心者にもおすすめの手法をご紹介しました。
不労所得を得るための手段には家賃収入や著作権使用料、預貯金の利子といったさまざまなものがあります。
仕組みを作れば継続的に収入を得られて、生活に余裕が出たりやりたいことができたりします。
そのため、生活を変えたいという方は不労所得が得られるようなものに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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