副収入が欲しい!「農耕型」と「狩猟型」、あなたはどちらで稼ぐ?

副収入が欲しい!「農耕型」と「狩猟型」、あなたはどちらで稼ぐ?

新生銀行が実施した「2016年サラリーマンのお小遣い調査」(PDF)によれば、男性会社員の平均昼食代は587円とのこと。この額では、格安チェーン店やコンビニ弁当、もしくは自宅からお弁当を持参するくらいしか選択肢が見つかりません。
もしあなたが「ゆとりを持った生活を送りたい!」と考えているのであれば、副収入を検討してみてはいかがでしょうか? 上記同調査でも20%弱の回答者が「副収入がある」と回答しており、その平均額は3万円程度です。自由に使えるお金が月3万円増えれば、昼食代で頭を悩ませることも少なくなるのではないでしょうか。
副収入の手段を大きく2つに分けると、投資と副業に分類できます。ここでは投資と副業の特徴・違いについてお伝えいたします。

長期投資は長く続けるほど利益が大きくなる「農耕型」

長期保有が基本の株式投資や不動産投資では、長い期間での利益獲得が前提となります。始めてすぐに大きな利益は上げられません。
古代の人の生活スタイルについて「農耕型」「狩猟型」という呼び方をしますが、副収入を得る投資も「農耕型」と「狩猟型」で分けると、それぞれの特徴が理解しやすくなります。長期間続けることで徐々に利益を得る投資は、数年かけて土地を耕し、手間ひまをかけて収穫を迎える「農耕」に例えることができます。

(1)リサーチ

「農耕型」の例として、ここでは賃貸収入を目的とした不動産投資を取り上げてみます。
不動産投資は投資額も大きいので、慎重なリサーチ=調査が重要です。どのような種類の不動産に投資するのか。どのような価格帯を狙うのか。立地はどこを選ぶのか。対象とする借り主はどんな人たちか。周辺にどんな競合がいるのか。競争にどのように勝ち抜くのか。
勝算が見込めるようになるまで、数多くの物件を調査したり、既に成功している投資家から学んだりする必要があります。

(2)投資

利益を得られる物件探しに目途がついたら、買付の申し込みを行います。他の投資家に先を越されてしまうこともあるため、確実に購入できるとは限りません。場合によっては、採算を合わすために値下げ交渉も必要ですが、交渉が失敗に終わる場合もあります。その場合にはリサーチからやり直しです。
無事に購入できたら、次に借り主を見つけなくてはなりません。中古物件であれば、リフォームやリノベーションを行って、借り主に物件の魅力が伝わるようにする必要があります。借り主を見つけてくれる良い不動産会社や、物件の管理をしてくれる管理会社のチェックも必要です。インターネットで調べただけでは、これらの会社が行う対応の良し悪しは簡単に分かりません。店構えや担当者の接客態度などから、入居希望者への対応力を推測する必要があります。空室期間の長さは、業者の対応力によって大きく変わってくるため、業者選びが重要です。

(3)回収

借り主が見つかり家賃が振り込まれるようになれば、回収段階に入りますが、入居中の設備トラブルといったことで対応が必要になる場合もあります。また、退去=空室との戦いも待ち受けています。
なお、賃貸収入ではなく、不動産市場が高騰すれば、売却して利益を得ることも可能です。その利益を次の物件の購入費に充てる方法も考えられます。ちなみに不動産投資では、ローンを返済したあとの家賃収入は、年金を補完する定期収入として捉えることもできます。若いうちから投資を始めるほど、時間を味方につけることで利益を最大限に享受できます。

副業は比較的早く収入につながる「狩猟型」

仕事を始めればすぐに収入につながる副業は、じっくり取り組む「農耕型」と異なり、獲物を狩る「狩猟型」といえます。
副業には、転売、クラウドソーシング、アフィリエイトなどインターネットを利用したものや、個人の特技を生かした文章執筆、アプリ作成、写真、料理、デザインなど多種多様な仕事があります。
副業は、投資ほど多額の元手を必要としない点や、短期間で成果に結びつく点がメリットです。なお、副業でも「農耕型」のように長期的視点でスキルを積み、独立してセミプロやプロとして「狩猟型」の副業をすることも可能です。

(1)リサーチ

「狩猟型」の例としてインターネットを利用した物品の転売を取り上げてみます。
転売を取り組むには、まずはどんなカテゴリーの商品を取り扱うのかを決める必要があります。カテゴリーを決めたら、商品の相場を徹底的に調べます。ネット上でもリアル店舗でも、価格情報をくまなく定期的にチェックすることで、相場観が養われます。

(2)投資

仕入れ値と販売価格の差が大きい商品を発見できるようになったら、商品を仕入れます。その商品を使ってテスト販売を実施します。テスト販売の方法としては、ネットオークションが手軽です。
手数料や送料を引いたら、利益が出ない場合もあるでしょうが、あきらめずに次の商品を探します。より価格差が大きい商品を見つけたり、まとめ買いをすることで値引きしてもらったり、自前のネットショップで販売したり、他の商品と組み合わせて売ったりすることで、利益を出せるようになる可能性があります。

(3)回収

商品が売れれば、資金を短期間に回収できる点が、転売の強みです。

まとめ

「農耕型」では利益が出るようになるまで、根気強く続けなければなりません。ただし利益が出るようになれば、それまでの積み重ねが生きてきて、比較的少ない労力で規模を拡大していけます。「狩猟型」では小額の利益は得やすいですが、個人の場合は、利益を増やすために、通常は労働時間を増やす必要があります。また、「農耕型」に比べると毎日気を緩めないで副業に取り組まねばなりません。
「農耕型」と「狩猟型」を比較して、どちらが優れていると明確にいうことはできません。どちらを主に行うにしても、両方の発想や仕事・投資の考え方が必要といえます。

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