日本と世界の金利比較および不動産投資という選択肢について

日本と世界の金利比較および不動産投資という選択肢について


日本と世界の金利比較および不動産投資という選択肢について

日常生活において、しばしば「金利上昇」という言葉を耳にすることがあります。

金利はローンや債券、預金などに影響をおよぼし、結果として私たちの日常に大きく関係しており、「ローン返済が増えるのでは」と不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

そのため、「金利上昇」という言葉にネガティブな印象を持つ人は少なくありません。

では、世界基準で見ると、日本の金利はどの程度なのでしょうか。

本記事では、日本と世界の金利比較および不動産投資という選択肢について解説します。

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日本と世界の金利比較

結論として、日本の金利は世界各国と比較すると最低水準を維持している状態です。

下記に、主要国・エリアにおける政策金利および住宅ローン金利を記載します。

日本と世界の金利比較

国 / 地域 政策金利 住宅ローン金利
🇺🇸 アメリカ 3.63% 6.50%
🇪🇺 ユーロ圏 2.30% 4%
🇬🇧 イギリス 3.75% 5%
🇦🇺 オーストラリア 4.35% 6%
🇯🇵 日本 1.00% 1.95%

ご覧の通り、日本の各種金利は世界各国と比較しても、低い水準を維持していることがお分かりいただけると思います。

ニュースなどで「利上げ」という言葉を耳にしてネガティブにとらえられがちですが、数値で比較すると日本の金利はまだ世界の数分の1程度。

そのため、「上がった」「下がった」で過度に不安視するのではなく、実際の数値を確認し、比較することが重要です。

日本と世界のインフレ比較

物価が上昇する(インフレ)と金利上昇は相関関係にあります。

インフレになると同じ商品を購入するために多くのお金を支払わなければならないため、中央銀行は政策金利を引き上げたり、現金の価値が目減りすることから補うために高い金利を求めるようになったりします。

以下にて、世界各国のインフレ状況をまとめました。

2016年 2021年 2026年 参考ページ
日本 -0.10% -0.20% 1.5%~1.7% Japan Inflation Rate
アメリカ 1.30% 4.70% 3.0%~3.5% United States Inflation Rate
ユーロ圏 0.20% 2.60% 2.6%~2.8% Euro Area Inflation Rate
イギリス 1.00% 2.50% 2.6%~2.8% United Kingdom Inflation Rate
オーストラリア 1.30% 2.90% 4.0%~4.1% Australia Inflation Rate

2016年に日本では日銀にお金を預けると手数料が発生するようにした、「マイナス金利」政策が実施されました。

2026年現在ではマイナス金利は解除されており、政策金利の引き上げによる利上げ局面に移行しています。

物価上昇は世界標準に向けて、これから本格化する可能性が高いと考えられます。

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10年後・20年後のシナリオ

インフレが継続することに伴い、資材価格の高騰や人件費が上昇し、結果として物件価格および家賃が上昇傾向になります。

10年後や20年後については、これまでの推移を見てみると「金利は上昇するものの、他国を超えるほどの金利にはならないのではないか」と考えられます。

急激な利上げは国債の利払い費の増大や国内企業・ローンの返済負担額が経済にブレーキをかける可能性があります。

このような要因から、利上げをするにしても緩やかに、場合によっては再びマイナス金利政策が採用されることもあるでしょう。

ただし、世界情勢や日本においては高齢者人口がピークを抱える「2040年問題」などが控えているため、現状では断言は難しいところです。

現金と不動産のリスク比較

現金が持つ最大の強みは、流動性が高い点です。

たとえば、現金を株式やFXなどの商品に変換したり、先を見越して不動産を購入したりといった選択を取りやすいです。

価値がある商品や今後価値が高まる可能性がある商品に即時投資できる点は、現金のメリットといえます。

一方、継続的なインフレにより物価が上昇するとその分価値が目減りします。

たとえば、かつて100円だった商品が物価上昇により102円に上昇した場合、同じ商品を購入する際に2円多く支出しなければなりません。

このインフレが毎年続くことにより、「塵も積もれば山となる」ように、多額の支出となるのです。

では、不動産投資におけるメリットとリスクは何なのでしょうか。

不動産は現金と比較すると流動性が低い商品ではあるものの、先述の通りインフレに強い特徴を持ちます。

一般的に不動産投資では物件の売買によるキャピタルゲインよりも、家賃収入によるインカムゲインを目的として運用します。

インフレにより家賃が上昇しても、資産価値を維持・上昇しやすい点は大きなメリットといえるでしょう。

とはいえ、むやみな賃上げは入居者の不満を募らせる要因となるため、賃上げ前にしっかりと説明しておく必要があります。

不動産の今後の予想

日本は各種金利がほかの国よりも低いものの、徐々に物価が上昇傾向にあります。

世界情勢などさまざまな要素に依存しますが、今後もインフレが続くと考えられます。

インフレ対策として、現金を保有しても支出が増える懸念があるため、不動産投資のようにインフレに強い商品を保有・運用するといった選択肢もあります。

では、いつ購入すれば良いのか。

結論として、金利が上昇する前に購入する、という見方もできます。

「今は買い時じゃない」と思ってずっと待っていると、気付いたら金利が上昇していて購入機会を逃してしまった、ということが考えられます。

また、日本は低金利の国であることから、金利低下の恩恵は少なく、むしろ物価上昇のリスクのほうが大きいです。

購入時にはローンを組む人が多く、毎月の返済を負担に感じる方は多いと思いますが、適切な運用計画を立てることで、コントロールをしやすくなります。

金利水準よりもスプレッドを意識する

金利水準よりもスプレッド

不動産投資において重要なのは、金利の変動だけではなく、スプレッド(イールドスプレッド)も重要になります。

スプレッドは「不動産の投資利回り」から「各種ローンの借入金利」の差額を指すもので、こちらの値がプラスであれば利益が出ている状態です。

たとえば、不動産の投資利回りが5%、借入金利が3%の場合、スプレッドは5% – 3% = 2%になります。

どれだけ金利が上がっても、スプレッドが発生していれば収益を得ている状態です。

過去の不動産投資家のなかには現在よりも高い金利の時代に投資を開始し、高スプレッドを得て成功している方がいらっしゃいます。

上記より、購入時期も考慮すべき要素ではありますが、重要なのは入居需要の高い物件なのかの判断と、高スプレッドを得られるローンの借入金利です。

FJネクストでは、買い時や物件選びなど、不動産投資に関するさまざまなお悩みに対する相談を受け付けています。

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おわりに

本記事では、日本と世界の金利比較および不動産投資という選択肢について解説しました。

日本の金利やインフレ率は上昇傾向にあるものの、世界主要国と比較すると依然として最低水準にあります。

インフレ下では現金の価値が目減りするため、物価や家賃の上昇に伴い資産価値を維持・向上させやすい不動産投資が有効な選択肢となります。

不動産投資では、金利の上下だけに一喜一憂するのではなく、金利上昇前の購入を検討することや、「物件の投資利回り」と「借入金利」の差であるイールドスプレッド(利回り差)を意識することが重要です。

適切な運用計画のもとで需要の高い物件を選び、十分なスプレッドを確保することが、インフレ局面における資産運用の成功につながります。

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