不動産投資におけるポートフォリオの考え方
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不動産投資をはじめとするさまざまな投資は、リスクを分散するために複数の商品への投資がおすすめです。
このように、複数に渡って投資している商品の総括を「ポートフォリオ」といいます。
ポートフォリオを構築することで、不動産投資でもリスクを抑えて運用することができます。
本記事では、不動産投資におけるポートフォリオの考え方について解説します。
ポートフォリオの重要性
投資において、しばしば「ひとつのカゴにすべての卵を持ってはいけない」という比喩表現が用いられます。
すべての卵をカゴに盛ってしまうと、落としてしまったときにすべての卵が割れてしまう可能性があります。
ここでいうカゴは投資先を、卵は自分の資産を指しており、ひとつの投資先に集中して資産を集中する危険性を表しています。
投資先が何らかの理由で価値が下がってしまったとき、すべての資本を集中していると利益が少なくなることを指します。
一方、卵を複数のカゴに分けて盛っておくことで、ひとつのカゴを落としても無事な卵が残ります。
投資においては複数の商品に投資しておくことで、ひとつの商品に不測の事態が発生しても残りでカバーできるのです。
このように、リスクを抑えるために投資している商品の総括を「ポートフォリオ」と呼びます。
そのため、ポートフォリオは投資において、無くてはならない考え方といえます。
不動産投資をポートフォリオに組み込むメリット
こちらでは、不動産投資をポートフォリオに組み込むメリットをご紹介します。
レバレッジ効果がある
不動産投資を始める際には、自己資本だけではまかないきれないことが多いため、ほとんどは金融機関でローンを組みます。
ローンを活用することで自己資本以上の投資物件を購入でき、より大きな収益が期待できます。
このように、借り入れを利用して自己資本の収益を高めることを「レバレッジ効果」といいます。
ローンを完済したあとでも土地や建物が残るため、継続して家賃収入を得られる点もメリットといえます。
インフレ対策
2025年現在の日本では、モノの価格が上昇傾向にある、いわゆるインフレの状態にあります。
相対的にお金の価値が下がっている状態であることから、同じ商品を購入する際にも多くのお金が必要になるのです。
一方、不動産投資の場合は物件(モノ)を利用した投資方法であることから、インフレ対策をしつつ利益を得られます。
しかし、モノの価値が下降傾向に陥り、お金の価値が上がるデフレには注意が必要です。
堅実に運用できる
不動産投資は株やFXと比較するとリスクやリターンが低い、いわゆるミドルリスク・ミドルリターンの商品です。
大きな利益が欲しい場合はハイリスク・ハイリターンの商品に投資する必要がありますが、元本割れなどのリスクが付きまといます。
不動産投資と組み合わせてレバレッジを構築することで、リスクに備えて資産を構築することができます。
病気などにより仕事ができなくなっても、家賃収入を得られることから、堅実な運用ができるでしょう。
他人資本を活用して運用できる
先述の通り、不動産投資を行う際ほとんどの人は金融機関でローンを組み、物件を購入して家賃収入を得ます。
金融機関で組むローンは他人資本であり、自己資本以上の商品を購入できるメリットがあります。
返済については毎月の家賃収入からまかなうことができ、完済後は家賃収入を丸々利益として得られます。
自己資本を超えて、高い利益を得られることから、不動産投資をポートフォリオに組み込む投資家は多いものです。
不動産投資のポートフォリオの作り方
不動産投資のポートフォリオを作る際は、下記のポイントを押さえておきましょう。
エリア
不動産投資における利益を左右する要素として、物件が建てられている立地・エリアが挙げられます。
交通アクセスや利便性のほか、災害マップなどを参考にして、安全かつ住みやすい場所を選びましょう。
築年数
投資対象にする物件を選定する際、新築・中古といった築年数で分けるのも良いでしょう。
中古物件を購入する際、大規模修繕のタイミングと重ならないように注意が必要です。
一般的に、大規模修繕は10年から15年程度で実施することが多いため、購入時期の見極めが重要になります。
構造
建物には木造・鉄筋・鉄筋コンクリートなどさまざまな構造で建てられているものがあります。
高い耐久性の建物は地震などにも耐えられる可能性が高いですが、その分コストが高くなる点には注意しましょう。
おわりに
本記事では、不動産投資におけるポートフォリオの考え方について解説しました。
ポートフォリオとは、リスクを抑えるために投資している商品の総括を指します。
不動産投資をポートフォリオに組み込むことで、レバレッジ効果がある・インフレ対策・堅実に運用できる・他人資本を活用して運用できるメリットを得られます。
投資の際はひとつの商品に資本を集中せず、複数商品に投資をしてレバレッジを構築することをおすすめします。
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