「損して得取れ」の意味とは?投資に向いている人の共通点
「損して得取れ」の意味とは?投資に向いている人の共通点
- 不動産投資のGALA NAVI >
- お役立ちコラム >
- 資産運用 >
- 「損して得取れ」の意味とは?投資に向いている人の共通点
ビジネスや収益を得るためには、一定額の出費や作業時間などさまざまなリスクを背負わなければなりません。
逆にいうと、一定のリスクを抱えなければビジネスチャンスをつかむことができず、収益を得られないものです。
このようなことから、ビジネスなどお金を得るための行動を起こす際に「損して得取れ」という言葉がしばしば使われます。
本記事では、「損して得取れ」の意味について、投資に向いている人の共通点とあわせて解説します。
「損して得取れ」の意味
「損して得取れ」とは、目の前の損失よりも将来的な大きな利益を獲得するために長期的に物事を見るべきだという意味の言葉です。
渋沢栄一や松下幸之助といった、経営に関する有名人もこの言葉を使っており、現代でも携わった企業が経営を継続しています。
目の前の利益や損失ばかりにとらわれていると、のちに得られる大きな利益を逃してしまう可能性が考えられます。
ビジネスにおいては最初の損失を投資だととらえて、大きな利益となって帰ってくることを期待する言葉として使われています。
不動産投資を含めた資産運用などでも同様であり、初期投資を懸念としているとその後の収益が得られなくなります。
このことから、損して得取れという言葉は現代においても、さまざまなシーンで使われる言葉であり、考え方でもあるといえます。
「損して得取れ」の類義語
損して得取れと同じような意味合いで使われる言葉のなかには、下記のようなものが挙げられます。
負けるが勝ち
「負けるが勝ち」とは、つまらない争いを避けて相手に勝ちを譲り、自分はほかの要素で勝利することを指します。
たとえば、レッドオーシャンを競合に譲り、競合が少ないブルーオーシャンで高い利益を獲得することなどが挙げられます。
損せぬ人に儲けなし
「損せぬ人に儲けなし」とは、損失を恐れていては設けることができないといった意味合いを持つ言葉です。
損して得取れと同様に、利益が欲しければリスクを背負うべし、ということを表しています。
急がば回れ
「急がば回れ」とは、急ぐと危険性が高まるため、急いでいるときほど遠回りでも確実な選択をするべきという意味を含みます。
先行有利を取られても、よく見てみると薄利多売となっていることがあるため、大局を見極める際に使われます。
お金に執着すると利益につながらない
先述の通り、投資やビジネスは一定のリスクを背負うことで、将来的なチャンスをつかむ可能性が生まれるものです。
そのため、お金に執着して出し惜しみをしているような方は、投資には向いていない傾向にあります。
投資歴が長い投資家でも、ミスや損は避けられないものであり、そのようなリスクは十分に承知しています。
そのため、投資家はハイリスクハイリターンの商品だけではなく、確実に回収できる商品にも投資を行っているものです。
たとえば、株式やFXを購入している一方、不動産投資で手堅く利益を確保することなどが挙げられます。
商品の購入比率については投資家の考え方に依存しますが、リスク分散についてはどのような投資家も考えるものです。
一方、お金に執着がある方は目の前の利益にこだわってしまう傾向にあり、ノーリスクハイリターンを狙います。
金融商品を含め、このような商品は存在しないため、なかなかお金を動かせない状況が続きます。
結果として、同じ金額を運用する・運用しない場合では、数年後に大きな差が開いていることがあります。
投資に向いている人
投資に向いている人には、下記のような特徴が見受けられます。
- 投資への興味が強く、勉強熱心である
- 正しいデータソースから情報収集ができる
- 収集した情報を自分で判断し、決断できる
- 目の前のリスクにとらわれすぎず、中・長期的に物事を考えられる
- 失敗してもくじけず、失敗要因を考えて今後のために改善する
- 無理をして投資を行わない
- お金に執着しすぎず、最適なタイミングで投資を行う
投資は放置していれば自然とお金が増えるものではなく、動向を追い続ける必要がある金融商品です。
そのため、自分の保有している金融商品だけではなく、さまざまな企業の動向に目を向けておく必要があります。
投資は売買を繰り返し、継続した資金繰りを行うことで収益を獲得することができます。
投資をギャンブルと同義語としてとらえる方がいらっしゃいますが、ギャンブルは短期的な利益を狙う行為です。
長期的な利益を獲得することが目的の投資とは真逆の意味合いであり、継続した努力が求められます。
先述したような性格の方は、身近な商品から投資を初めて見てはいかがでしょうか。
おわりに
本記事では、損して得取れの意味合いについて解説しました。
「損して得取れ」とは、目の前の損失よりも将来的な大きな利益を獲得するために長期的に物事を見るべきだという意味の言葉です。
長期的な利益を獲得することが目的であることから、目先の利益にこだわり、お金への執着が強いと利益につながりにくいものです。
上記より、損して得取れはビジネスや投資でも金言として使う方が多くいらっしゃる言葉といえます。
株式会社FJネクストが運営しております。
資産運用型(投資用)マンションの多面的なメリットやリスク回避方法などはもちろんのこと、
資産運用・ライフプラン、マネーや不動産投資に関する身近なテーマから豆知識など、
さまざまな内容のコンテンツを随時発信してまいります。
また会員登録していただいた皆様にはここでは手に入らない特別な情報もお届けしております。
より多くの皆さまの資産運用・ライフプランニングに役立つサービスとして、ご活用いただけましたら幸いです。
関連記事
資産運用・ライフプラン 人気コラム
-
2017年08月16日(水)
現在の30代が65歳以降に受け取れる年金額を知っていますか? 33歳既婚者と37歳独身者を例に、将来の年金受給額を試算します。正確な受給見込額を抑えて老後のプランについて検討しましょう。
-
2024年11月22日(金)
夫婦ともに高収入の共働き、いわゆる「パワーカップル」が新富裕層として注目を集めています。ニッセイ基礎研究所の調査などをもとに、パワーカップルの資産形成スタイルをみていきましょう。
-
2017年10月16日(月)
「なんとかなる」では危険すぎる!家計のキャッシュフロー表でライフイベントの準備をしよう
キャッシュフロー表を作成すると、将来のライフイベントで資金が不足するのかどうかを予測することができます。将来的に余裕のある生活を送るためには、毎月の支出をどの程度に抑え、働いている時にどのくらい貯蓄すればよいのか、キャッシュフロー表を作成することでその目安が見えてきます。