セレブより憧れの的? パワーカップルの資産形成術
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夫婦ともに高収入の共働き、いわゆる「パワーカップル」が新富裕層として注目を集めています。ニッセイ基礎研究所の調査などをもとに、パワーカップルの資産形成スタイルをみていきましょう。
【目次】
パワーカップルってどのような夫婦?
一般的には、夫婦それぞれが年収700万円以上の共働き世帯のことを「パワーカップル」といいます(夫600万円、妻400万円の年収1000万円以上の世帯を指すこともあります)。
国税庁の「民間給与実態調査(平成30年)」によると、日本の給与所得者の1人当たりの平均給与は約441万円。男女別にみると、男性約545万円、女性約293万円です。また、ニッセイ基礎研究所によると、夫婦ともに年収700万円超のいわゆるパワーカップルは全体のわずか0.5%だそうです。ただでさえ珍しい高所得者どうしが結婚したとなると、いかにパワーカップルが稀な存在かということがわかると思います。
パワーカップルの資産形成
いわゆる「資産」には、預貯金や株などの金融資産と、不動産などの実物資産があります。
一般的に1世帯当たりの金融資産額は、妻の年収が高いほど多くなります。片働きの世帯がいる中で夫婦ともに働いているので、これは当然の結果と推察されます。しかし、持ち家率でみると、妻の年収700万円以上の層と300万円未満の層で高くなっています(ニッセイ基礎研究所調査より)。300万円未満の層でも持ち家率が高くなるのは、この層に年輩の方が多くなるためで、持ち家率は必ずしも年収と比例するわけではないようです。
ただ、住宅の種類で見てみると、妻が高収入の世帯は集合住宅の購入が増える傾向があるようです。資産に余裕があるパワーカップルは、多少価格が上がっても利便性を重視して、都市部の職住近接エリアの集合住宅を選択する方が多いということなのでしょう。
一方で、「経済的余裕がある」という安心感から浪費したり、日々の仕事の忙しさで家事代行やベビーシッターを利用したり、教育費や住宅ローンなどで出費が多すぎたりと、収入の割にあまり資産形成ができていないパワーカップルもいるようです。
パワーカップルになるには?
ニッセイ基礎研究所によると、妻が高収入なほど、夫も高収入である傾向がみられるようです。これは、学校や職場で似たようなバックグラウンドの相手と出会って結婚する可能性が高いといった点があると考えられています。
また、日本は、女性の労働力がM字カーブを描くことで知られています。これは、結婚・出産期に当たる年代に退職して専業主婦になり、育児が落ち着いた時期に再び復職するというケースが多いからです。結婚・出産・子育てが一段落した年代になって、結果的にパワーカップルになるという夫婦も多いようです。
令和は夫婦2馬力で資産を形成する時代
夫婦でバリバリ働くパワーカップルが注目される令和は、夫婦どちらか一方に頼るのではなく、夫婦がともに助け合って資産を形成する時代です。夫婦2人で稼いだ資産を、今度は賢く投資に回してさらに資産を増やしていく、それが令和時代の資産形成術といえそうです。
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