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未来の課題を発見! ライフプランシミュレーションで人生設計してみよう

未来の課題を発見! ライフプランシミュレーションで人生設計してみよう


未来の課題を発見! ライフプランシミュレーションで人生設計してみよう

家計の未来を予想できる「ライフプランシミュレーション」をご存じでしょうか。家計の収支を長期的に試算することで、家計の課題を浮き彫りにします。今後の生き方を考えたり、大きな買い物をしたりする前に、一度は試しておきたいものです。将来設計のためのライフプランシミュレーションについて紹介します。

【目次】

1.ライフプランシミュレーションとは

ライフプランシミュレーションとは、家計の将来を判断できる未来予想図のことです。ライフプランを直訳すると「人生設計」となりますから、ライフプランシミュレーションは人生設計に沿った未来のシミュレーションとも考えることができます。ここまでを聞くと、不動産購入でお金を借りる際の「ローンシミュレーション」をイメージする方もいらっしゃるでしょう。「ローンシミュレーション」が借入金の返済等に限定したシミュレーションであるのに対して、ライフプランシミュレーションは家計全体を広くみていきます。
ご自身やご家族の今後の生き方に伴う家計を、何十年もの長期的視点でシミュレーションすると分かりやすいかもしれません。人生100年時代といわれる現代では、定年退職後も長く生きることになります。まだ若い方でも、一度は家計を長期的な目でみてみましょう。

ライフプランシミュレーションの作成方法は主に次の3つです。

1.パソコンや電卓を用いて自分で行う
2.インターネットのシミュレーションサイトを活用する
3.専門家に作成を依頼する

精度が一番高いのは3の「専門家に作成を依頼する」ですが、その場合は対価が発生します。また事前に、ご自身の希望や家計情報を専門家に伝えるなど、段取りも必要です。そこで、ここではすぐに始められる1と2の方法を紹介します。

2.ライフプランシミュレーションを自分で作成してみよう

ライフプランシミュレーションで、未来の家計を見極めるには、希望の働き方や定年後の暮らしを具体的にイメージする必要があります。なお、働き方や定年後の暮らし方に複数の候補があるのは問題ありませんが、候補ごとにライフプランシミュレーションを作成することになります。そのため、できれば3パターン程度に絞っておくことをお勧めします。

ライフプランシミュレーションの基本的な手順

ライフプランシミュレーションは将来を見通すのが目的ですから、目的が達成できるのであれば、その手段は特に限定されません。つまり、作成方法に特別な決まりはないのです。そこで、本記事では将来の支出をまとめた「ライフイベント表」、毎年のお金の流れを確認する「単年キャッシュフロー表」、単年キャッシュフロー表を積み重ねた「長期的キャッシュフロー表」を作成することで、ライフプランをシミュレートしていきます。「長期的キャッシュフロー表」を作成することで、今後の家計と資産状況が明確になるでしょう。
長期的キャッシュフロー表は、次の3つの手順で作成します。

🔵手順1:ライフイベント表を作成する

まず、家計の予定表である「ライフイベント表」を作成します。ライフイベント表とは、ご自身やご家族に今後発生するイベント時期と費用をまとめたものです。例えば、年ごとに次のように記載していきます。なお、費用は概算で問題ありませんが、現実的な金額を設定します。

➢2~3年以内 住宅購入を希望(4000万円程度)
➢8年後 長子中学受験(通塾と受験費用100万円程度)
➢9年後 長子中学校入学(入学金と入学準備金100万円程度)
➢10年後 自家用車の買い替え(200~300万円)
➢25年後 定年退職予定(推定退職金1000万円)

🔵手順2:単年キャッシュフロー表を作成する

1年間のキャッシュフロー表を作成します。キャッシュフロー表とは、お金の動きのことです。現状の「収入」「支出」「資産」を年単位で計算します。ポイントは実際に手にした金額を記載することです。

➢収入

手取り収入で考えます。児童手当や給付金、配当金などを受け取った場合も収入に含めます。それぞれ給与、給付金、配当金など項目ごとに分けて記載していきます。

➢支出

「支出総額」は正確に記載します。支出総額は、通帳で実際に増えた(もしくは減った)金額を見るのが確実です。例えば、手取り収入が500万円の人が、通帳を確認して1年間で50万円増えていたとしたら「500-50=450」ですので、支出は450万円です。
家計簿アプリやレシート集計によって支出管理をしている方もいらっしゃるかもしれませんが、ライフプランシミュレーションではあくまでも家計簿は支出内訳を把握する参考資料として活用するにとどめます。アプリやレシートに残らない形でお金を使うことはできますし、使途不明金は誰にでもあり得るからです。

➢資産

預貯金や金融資産の時価です。ライフプランシミュレーションは年単位で見ていくため、資産は「前年の年末時価」(前年末時点で売買すると考えた場合の値段)で計算すると分かりやすいでしょう。株や投資信託を購入した場合は、投資額を「支出」していることから、支出に計上します。

各項目が確認できたら、次の計算式に当てはめます。

収入-支出+資産=保有資金……(a)

これで、1年間のキャッシュフロー表が完成します。年の初めであれば、昨年のキャッシュフロー表を作成します。また、年の途中であれば、その年の収入や支出を見込み額で作成します。

単年キャッシュフロー表を作成する

🔵手順3:長期的キャッシュフロー表を作成する

手順2で作成した単年のキャッシュフロー表を、次のように「来年」「再来年」……と積み重ねて、長期的なキャッシュフロー表を作成します。

  • 2年目以降は、前年の保有資産(a)を加算、もしくは減算して家計の継続性を持たせる
  • 手順1で作成したライフイベント表を組み合わせて、将来発生する収支を反映させる

🔵長期的キャッシュフロー表からライフプランをシミュレートする

手順3で収支を積み重ねていきますが、その際には前年の資産も計上していきます。つまり、その年ごとに「前年保有資産(a)+収入-支出+資産」の計算式で、毎年の「保有資産」を算出するのです。定年退職後10年程度まで計算し、その時点である程度保有資産があるようでしたら、家計の健全性はかなり高いといえるでしょう。

3.オンラインライフプランシミュレーションやライフイベント表を活用してみよう

収支を月単位で管理している方は、年単位で収支を捉えるキャッシュフロー表に戸惑うかもしれません。また夫婦共働き世帯や金融資産を多く持つ方は、お金の流れが複数あるのでより複雑になります。
ここでは家計を把握する手段として「ライフイベント表」「単年キャッシュフロー表」「長期的キャッシュフロー表」を活用した作成方法を紹介しましたが、キャッシュフロー表の作成が難しい場合は、他の方法もあります。例えば、インターネット上にあるオンラインによるライフプランシミュレーションの活用です。オンライン上で所定の質問に答えたり、必要事項を入力したりするだけで、簡単にライフプランシミュレーションを作成できます。オンラインのライフプランシミュレーションには、例えば以下のようなものがあります。

  • 一般社団法人全国銀行協会「自分で描く未来予想図 ライフプランシミュレーション」
  • 日本FP協会「ライフプラン診断」

通常は収入や生活費の項目は事前に設定されているため、細かく記入する必要はありません。ただし、設定に当てはまらない方は参考になりにくいのでご注意ください。
ライフイベント表の作成もお勧めです。何年後にどのような支出があるのかを把握するだけでも大きな意味があります。「2~3年後に住宅購入を検討しているけれども、そのあとに子どもの中学受験が控えているから、頭金として出せるのは預貯金の半分まで」のように、資金計画を立てるのに役立ちます。
また、ライフイベント表で資金の不足額を予測することも可能です。必要額と必要な時期から毎年の積立額を逆算すれば、計画的に不足額の準備もできます。絶対譲れないポイントと、状況によっては妥協してもいい点とを区別しながら、家計の資金繰りを考えるのがうまく活用するコツです。

4.ライフプランシミュレーション、3つのメリット

ライフプランシミュレーションには次のようなメリットがあります。

①将来の資産状況が可視化できる
②今後の家計の危機について「不足金額」と「時期」が可視化できる
③問題点が数字で見えるので、対策を練ることができる

ライフプランシミュレーションを作成して、もし家計に何らかの課題があると感じたら、ライフイベントや家計を見直しましょう。ライフイベントの変更や家計の見直しをすることで、課題も克服していけるはずです。なお、自力での課題解決が難しい場合は、専門家に精密なライフプランシミュレーションの作成を依頼することをお勧めします。専門家でしたら、精密なライフプランシミュレーションの作成だけでなく、課題を克服するためのアドバイスやサポートも提供してくれます。

5.ライフプランシミュレーションは人生の重要な道しるべ

生活していくうえでお金は必要です。ライフプランシミュレーションによって、今後の人生のお金の流れを予想できます。オンライン上でのシミュレーションやご自身で作成したライフプランシミュレーションで、今後の家計をより確実なものにしていきましょう。

ライフプランシミュレーションは人生の重要な道しるべ

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