夢のアーリーリタイア、実現するにはいくら必要?
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働き盛りのタイミングで仕事をやめる「アーリーリタイア」。今回は、「アーリーリタイア」とは何か、そのためにはどのくらいの資金を準備すればいいのかなど、アーリーリタイア実現に向けての準備についてみていきます。
アーリーリタイアとは
「アーリーリタイア」とは、定年を待たずに早期に退職することです。30代、40代からアーリーリタイアを考え始める人もいますが、本気で目指すならば退職に向けた「資金準備」が絶対に必要です。
ところで、アーリーリタイアにも完全に仕事をやめてしまう「完全リタイア」と、早期退職をした後に何らかの形で仕事を続けながらも自由な時間を確保する「セミリタイア」の2種類があります。セミリタイアは人によって必要な準備資金は大きく異なるので、ここでは分かりやすく「完全リタイア」するケースに注目します。
アーリーリタイアに必要な資金はどのくらい?
アーリーリタイアした場合、実際にどのくらいの資金が必要になるのでしょうか。総務省の「家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要」によると、総世帯の消費支出は1世帯当たり1ヵ月平均243,456円、約24万円です。そこで、この数字を基に単純計算ではありますが、30歳、40歳、50歳でアーリーリタイアした場合の「年金受給(65歳)までに必要な生活資金」を計算してみました。ただし、物価変動は考慮しないものとします。
30代でアーリーリタイアしたときに必要な資金
30歳でリタイアした場合、65歳までの35年間に必要な資金は約1億円です。
35年間×12ヶ月×約24万円=1億80万円
この計算結果からも分かるように、30歳でアーリーリタイアしようと思うならば莫大な資産が必要です。ハイリスク&ハイリターンの投資で成功する、起業をして大きく収益を上げるなど、何らかの手立てを打たなければ実現は難しいでしょう。この年代からの完全リタイアはかなり厳しいといえます。
40代でアーリーリタイアしたときに必要な資金
40歳でアーリーリタイアした場合に必要な資金は、25年分で7,200万円です。
25年間×12ヶ月×約24万円=7,200万円
30代でアーリーリタイアするよりも現実的な数字になってきました。しかし、22歳から18年間、毎年200万円ずつ貯め続けたとしても3,600万円となり、目標額の半分にしかなりませんから、普通の貯蓄では追いつきません。この年代で完全リタイアするには、資金準備に工夫が必要です。
50代でアーリーリタイアしたときに必要な資金
50歳でアーリーリタイアした場合に必要な資金は、15年間分で約4,300万円です。
15年間×12ヶ月×約24万円=4,320万円
ここまでくると、コツコツと貯蓄をしていくだけでも達成できそうです。ですが、生活は計画どおりにいくとはかぎりません。臨時の出費などがあることも考えると、資産はできるだけ増やしておいたほうがアーリーリタイアの夢も現実に近づきます。
アーリーリタイア実現に向けて、どのような資金準備をすればいい?
ここでは、アーリーリタイア実現に向けた資金準備の方法として、「貯金」「投資信託」「不動産投資」の3つをご紹介します。
貯金
アーリーリタイアへの資産形成で最もスタンダードな方法が貯金です。財形貯蓄や定期預金などを活用して、コツコツお金を貯めることは大切です。ただし、これだけでは生活資金をすべて準備するのは難しいので、別の方法も併用します。
投資信託
投資信託は、株式投資をリスク分散できることから、初心者でもはじめやすいのが特徴です。しかも、今ならNISAやつみたてNISAなどの税制優遇もありますので、低コストで取り組みやすくなっています。投資信託は商品が多数ありますが、手数料が安い「インデックス型商品」があります。インデックス型にもいろいろありますので、リスク度合いもチェックしながら自分の希望リターンが得られそうなものを選択しましょう。
不動産投資
不動産投資は、安定した利回りが得られることで人気がある方法です。不動産と聞くと、ビルやマンションを一棟買いするイメージがあるかもしれません。しかし、「ワンルームマンション投資」ならば都心の新築物件でも、物件によっては費用を抑えて購入することも可能です。また、ローンを活用することもできます。着実に資金を増やしていきたい方に特にオススメの方法です。
アーリーリタイアは資産運用が鍵!着実に資金を準備しよう
アーリーリタイアを実現するには、年金が受給できるまでの生活資金を準備する必要があります。リタイアする年齢にもよりますが、普通に貯金していくだけでは、それだけのお金を用意するのは容易ではありません。つまりアーリーリタイアの夢を実現するには、資産運用で着実に資金準備することが重要といえるでしょう。
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