「将来のお金がなんとなく不安」という方に!「見える化」で解消しよう
「将来のお金がなんとなく不安」という方に!「見える化」で解消しよう
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日本労働組合総連合会の「日本の社会と労働組合に関する調査2017」によると、15歳~64歳の働く人(自営業・フリーランス、役員、経営者を除く)の77.0%が将来について「不安に感じている」そうです。社会保障が不安定な今の時代、特にお金にまつわる不安を感じている方が多いのではないでしょうか。漠然とした将来のお金に対する不安は、ライフプランを「見える化」することで解消できるかもしれません。
将来のライフプランを「見える化」する
自分の将来を予測してぼんやりとした不安を感じているなら、ライフプランをイベント別に「見える化」してみましょう。例えば、以下のようなイメージです。
▶30歳までに結婚をしたい(挙式費用:300万円、新居準備:100万円)
▶32歳までに第1子が欲しい(出産準備:50万円)
▶35歳までにマイホームを買う(予算:4,000万円、金利1.3%、フラット35の場合の月額返済は約12万円)
▶退職金の見込み額は2,000万円
結婚や子育ては相手があることから不確定要素が強いものの、ライフイベントごとにかかる費用を明らかにすることで、どのタイミングでいくら必要なのか理解しやすくなります。また、何歳までにいくら貯蓄すべきなのかが見えてくるので、やみくもに「お金を貯めなきゃ」と考えるよりも計画が立てやすくなります。
自分でライフプランを立てるのが難しければ、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してもよいでしょう。プロの目線からのアドバイスが受けられます。もちろんパートナーがいる方は、パートナーときちんと相談することも忘れないようにしましょう。
不安だからといって過度の「保障」はやめる
将来が不安だからといって、過度の保険をかけてはいないでしょうか。子どもや扶養すべき家族がいるならば、万一の時の備えは必要ですが、独身でまだ若いうちは高額な保険に入るのは考えものです。医療費の負担は、公的保険の「高額医療費制度」でカバーできる可能性もあるので、共済を利用して安い掛け捨ての医療保険でも十分でしょう。
ただし、生命保険は別です。生命保険は被保険者の年齢などから病気になるリスクを細かく設定しており、一般的に年齢が高くなるほど保険料が高くなります。そのため、将来を見越して若いうちに入っておくという選択もあります。ネット専業の保険会社のプランなら、掛金が手頃なものもあるので、いろいろと比較してみましょう。
大切なのは、自分のライフスタイルや将来設計に合わせて納得できる保険に加入することです。漠然とした「保障」を求めて、いたずらに保険をかけるのは、賢いお金の使い方とはいえません。一度、保険に回していたお金の使い道を見直してみましょう。
収入源を増やしてお金の「自己防衛」
先の調査結果で「自身を不安にさせているもの」について聞いたところ、「老後の生活」が最多の64.2%、次いで、「預貯金など資産の状況」(56.0%)、さらに「家計のやりくり」(52.4%)、「自身の健康状態」(46.0%)、「税金や社会保険料の負担」(43.7%)、「仕事の有無」(41.5%)となりました。この結果を見ると、経済的な不安定さから将来に不安を抱いている人が多いように思えます。また、日本の将来についても「良くなっている」と答えた人は2割台にとどまり、7割以上が悲観的な見方をしているようです。
日本を代表する大手企業さえも倒産の危機に瀕する時代。終身雇用は今や昔の話です。こんな時代では、将来に悲観的になるのも無理はありません。もし、勤め先の業績が思わしくなく、昇給もボーナスも見込みが薄いのであれば、会社の給与だけに依存するのは危険です。
お金の使い道を見直したら、「保険」や「貯蓄」で守りに入るのではなく、「投資」のように新たな収入源を検討してみてはいかがでしょうか。「卵を1つのカゴに盛るな」の格言どおり、複数の収入を得ることは自己防衛につながります。
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