これからは自己防衛の時代!リスクを抑えた投資の始め方
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年金のような社会保障に不安が残る昨今、自らの資産は自分で守る時代です。とはいえ、給与やボーナスの大幅増は見込めず、銀行に預けても歴史的な超低金利……とくれば、資産を増やすには投資が一番。しかし、投資に熱中するあまり、資産を減らしてしまっては元も子もありません。今回は、投資初心者に向けて、リスクを抑えた投資の始め方をお伝えします。
投資を始めたきっかけに多かったのは?
金融庁の委託を受けて、2015年に野村総合研究所が実施した「個人の投資に対する取り組み状況に関する調査」によると、投資に興味を持ったきっかけとして多かったのは、「就職・転職」「NISA(少額投資非課税制度)」「家族、親類、友人・知人、職場の同僚等からの紹介」です。また、「定期預金などの預金金利が低い」や「株主優待を得られること」などを挙げる人も多く見られました。
就職・転職で所得状況が変化したり、家族や友人といった身近な相手からの影響を受けたり、NISAのような投資に対する税制の優遇制度が整うことで、「投資を始めてみようかな」と前向きに考えた人が多いようです。
リスクを減らした投資の始め方
投資をしない人のなかには、「何かあったときのリスクが怖い」という人も多いでしょう。資産形成目的の投資なら、当面は高望みをせず、「資産を減らさない」程度に目的を設定するといいでしょう。
上記の調査で、現在投資している人たちが、どの性格のお金を利用して投資しているかを確認したところ、「運用で積極的に増やしたい金融資産」を利用している人が45.9%と最多だった一方で、「将来に備えるための金融資産」を利用している人と「いつでも使えるお金として確保しておきたい金融資産」を利用している人は28.4%にとどまりました。
投資リスクを減らすための重要ポイントのひとつは、「余剰資産を投資資金として活用すること」です。それは、生活費を投資に回そうとすると、「絶対に負けられない」という焦りから失敗しやすくなるからです。
また、リスクを減らすには「分散投資」と「商品選び」も重要です。「卵をひとつのカゴに盛ってはいけない」という投資にまつわる格言があるように、同じ商品に投資資金を全てつぎ込んでしまうと、暴落したときの損失が大きくなります。できるだけリスクを軽減させるには、値動きのパターンが違う商品を複数組み合わせた分散投資をすることが大切です。
不動産投資は低リスクなのか?
では、「将来に備えるための金融資産」を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。投資初心者におススメな投資スタイルは、多少リターンは低くても、リスクの少ない商品への投資です。具体的にいえば、株式投資やFX投資よりも、不動産や国債のように長期保有を前提にした商品が初心者には向いています。
それでは、不動産投資はどうでしょうか。不動産投資には、不動産という現物がある分、投資に対するリターンがゼロになる可能性は低くなります。また、不動産投資の最大のメリットは、金融機関から融資を受けて投資できるという点です。頭金ゼロのフルローンを活用し、家賃収入で返済できる範囲で借り入れすれば、自己資本を減らす可能性も低くなるでしょう。
さらに、投資物件を買うためにローンを組む場合は、ほとんどの人が団体信用生命保険(以下、「団信」)に加入します。団信は、ローンの借主が返済期間中に死亡したり、高度障害になったりした場合に、ローンの残債を肩代わりしてくれるという保険です。保険料はローン金利に含まれており、万一の場合にはローンの返済が終わった物件を家族に遺せるので、余計なコストをかけずに生命保険代わりにできるというメリットがあります。
ただし、不動産投資においても、空室リスクや金利変動リスクなどはあります。必ずしもゼロリスクではない点に留意しましょう。
投資をする以上、どういった商品でもゼロリスクということはあり得ません。それぞれの投資商品の特徴を押さえて、できるだけリスクを減らした賢い投資ができるようにしたいですね。
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