日々の暮らしが未来につながる。毎日の家計管理に大切なこととは?
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ひと口に家計管理といっても、家族の状況や収入などによってどうするかはケースバイケース。家計管理で悩んではいるものの、実際はどうしたらいいのか、具体的な解決策が見つからないまま過ごしている方も少なくないでしょう。そこで、今回は標準的な2つのモデルケースで、どのように家計管理をしたらいいのかを見ていきましょう。
ケース1:妻子あり・持家の場合
年齢:33歳男性
家族構成:妻(パート勤め、30歳)、息子(2歳)
職業:大手メーカー企業営業職
年収:世帯年収650万円
住居:長津田の持家マンション(3LDK)
ローン返済:10万円/月
世帯年収650万で、上記のような家族構成の場合、社会保険などを引いた手取り額は年間で約500万円、月々にすると40万円少々と考えられます。そこから住宅ローンを支払うわけですから、残りの30万円ほどが1カ月で自由になるお金です。
現在は子どもがまだ小さく、教育費はかかりませんが、子どもが大きくなるにつれて教育費はかさむようになります。そのため、今から将来に備えて教育費を貯めていくことを目標に家計管理していくとよいでしょう。
日々のやりくりのなかで貯蓄する仕組みを作る
教育費を確保するためのポイントとしては、
・教育費は最終的にいくら必要か具体的な金額を出し、そこから逆算して貯めていく
・学資保険や現在貰っている児童手当などは貯蓄に回す
・教育費は長い間必要になるものなので、なるべく早い段階で計画しておく
などが挙げられます。
日々の生活費については、夫婦だけのときと違って何かとかさみがちです。日々のやりくりのポイントとしては、
・家計簿をつけて収入と支出のバランスをチェックする
・食費や変動費を節約するのではなく、なるべく固定費を見直し、一度節約をしたら長期間に渡って節約できる仕組みを作る
などが挙げられます。
また、日々のやりくりのなかからまとまった貯蓄をためていく方法としては、
・余裕があったら貯蓄ではなく、給料をもらったらすぐに貯蓄する仕組みを作る
・目標額は手取りの2割。最初からその2割はないものとして生活できるようにやりくりする
などが挙げられます。毎月計画的にためていくと、1年、2年と時間が経つうちに、まとまった金額になってきます。
資産は「守る」から「運用」へ
現在はパート勤めをしている奥様ですが、子どもに手がかからなくなってきたら、仕事を増やす、フルタイムで働くなど仕事量を増やすようにすると、今の収入からのアップだけではなく、将来的な年金額のアップにもつながります。
また、まとまった貯蓄ができたら、資産を守るだけではなく、運用も視野に入れましょう。そのためにも、しっかりと貯め、どんな資産運用ができるかを家族でよく調べて、話し合っていく必要があります。
家族がいる場合、どうしてもイベントが多くなりますし、大きな出費も増えます。ライフプラン表を作り、長期的にいつ、どのくらいの出費があるかといったことを事前に把握しておくと、計画が立てやすくなりますね。
ケース2:キャリアシングル女性の場合
年齢:37歳女性
家族構成:独身
職業:大手化粧品会社総務部人事担当
年収:600万円
住居:北参道の賃貸マンション(1K)
家賃:11万円/月
このケースの場合、年間の手取り額は約460万円となります。月々にすると38万円ほどですが、都心に住んでいる分、住居費が大きなウェイトを占めています。住居費の目安は、高くても手取りの3割程度に抑えるのが理想的です。手取りの3割以上を住居費にかけるのは家計に負担をかけることになります。
シングルのキャリア女性にありがちなのは、外食費にお金をかけすぎることです。習い事に多く使う方もよく見られます。キャリアアップを目指すのはいいことですが、習い事は将来につながるものにし、自分磨きを自己投資に変えていきましょう。また、買い物もよく吟味し、散財しないように心掛けるようにします。
マネーリテラシーを上げて、お金に働いてもらう仕組みを作る
家計管理のポイントとしては、
・月々の収支を把握し、貯蓄に回す
・支払いではポイントをため、支出の足しにする
・買い物は友の会のようなものを利用し、節約しながら楽しい消費をする
・まとまった旅行等は事前に計画し、逆算しながらためる
・投資に回せる金額を確保し、マネーリテラシーを上げる
などが挙げられます。
ムダのない家計を目指すことがお金を貯めるうえでとても大切なのは間違いないのですが、それだけではまとまった資金を作ることはできません。身の丈にあった生活をしながら、お金にもしっかりと働いてもらう。そのためには、マネーリテラシーを上げて、金融商品のリスクとリターンをしっかり理解することです。シングルだからこそ、守りながら増やしていく方法を身につけることをおススメします。
結婚・出産、老後資金の確保も
今は独身だとしても、この先、結婚・出産などのイベントが発生することもあり得ます。そうなれば大きな出費が続きますから、事前に準備をして、その分の資金を確保しておくことも重要です。一方、このまま独身で過ごすなら、老後資金が必要となります。
いずれにしても、ライフプランをしっかりと考えて、どのような状況になってもお金に困らないように、今から準備しておきましょう。
日々の暮らしの延長に将来の暮らしがあります。今がよければそれでいいという生活はこの機会に見直し、人生100年時代に備えていくことが大切です。
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