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安全資産とリスク資産|それぞれの違いや資産形成の考え方を解説

安全資産とリスク資産|それぞれの違いや資産形成の考え方を解説


安全資産とリスク資産|それぞれの違いや資産形成の考え方を解説

資産とは、企業や個人が所有する財産を指すもので、将来的に金銭的価値を有するものになります。

所有している資産を投資や売買などによって増やしていくことを資産運用といい、老後の資金や生活費の充当などに当てられます。

資産運用を行う際に考えたいのが、投資した資産が極力減らないように運用することです。

本記事では、安全資産とはどのようなものなのかについて、リスク資産との違いや資産形成の考え方とあわせてご説明します。

【目次】

安全資産とは

安全資産とは、価格的に大きな変動がない資産を指すもので、預貯金や国債などが含まれています。

資産のひとつである現金を銀行など金融機関に貯金していると、元本が減ることはありません。

国債については国が財政破綻を起こさない限りは元本が保証されており、満期まで保有すると元本が償還されます。

そのため、安全資産は株やFXのように常にディスプレイで動向を確認しなくても良い点が魅力といえます。

 

リスク資産(危険資産)の違い

安全資産と反するものとして、リスク資産(危険資産)と呼ばれるものがあります。

リスク資産は株やFXのように、価格変動が大きい金融資産を指します。

ハイリスクハイリターンな金融商品といえるもので、少額でも大金を得られることがあります。

しかし、元本を含めた大金が消失してしまう可能性があるため、商品や選定には注意が必要です。

 

安全資産の代表例

安全資産の代表例

こちらでは、安全資産の代表例を詳しくご紹介します。

 

預貯金

預貯金は金融機関に預けている資産に定期的な利息と元本の支払いが保証されている金融商品です。

元本が多いほど支払われる利息は大きくなりますが、株やFXほど大きなものではありません。

大きな特徴として、元本が保証されていることが挙げられます。

また、支払われる利息は金融機関によって異なるため、利息が高い金融機関を選びましょう。

 

国債

国債とは世界各国で発行されている債券であり、政治・経済状況が安定している国ほど変動が少ない金融商品です。

値崩れがしにくく、国が財政破綻を起こさない限り元本が保証されているため、こちらも安定資産に含まれます。

しかし、経済状況が不安定だったり紛争が発生したりする際には国債が変動してしまいます。

ほとんどの場合、投資家は自国の国債に投資をすることが多い傾向にあります。

 

貯蓄型保険

貯蓄型保険は保険商品のひとつであり、契約期間の満了時にこれまで積み立てていた元本を受け取ることができます。

また、満期以外の時期に解約をしても、解約編類金を受け取れることから、貯金に近い運用が可能です。

貯蓄型保険のなかには学資保険や個人年金保険といったものが含まれているため、多くの選択肢があるといえます。

一方、変額保険や外貨建て保険は投資した元本を割ってしまうリスクがある点には注意が必要です。

 

金は貴金属のひとつであり、アクセサリーやジュエリーだけではなく、電子機器などの産業にも活用されています。

古来より金は世界各国で重宝されていることから、長い歴史が育んだ、信頼と実績の資産だといえます。

投資における金は価格変動が少ない、比較的安定した資産に含まれます。

ただし、金の相場は毎日変動していることから、購入したときよりも価値が下がってしまう可能性も存在しています。

 

資産形成にはリスク資産も必要

資産形成にはリスク資産も必要

このように、安全資産は元本割れのリスクを最小限に抑えて運用することができる金融商品といえます。

しかし、投資を行う目的として、現在所有している資産を増やすことが挙げられます。

そのためには安全資産だけではなく、リスク資産の運用が重要です。

一定の資産を確保しておき、一部の資産をより多くの資産を確保するために運用するといえます。

下記、一般的なリスク資産の一例です。

 

不動産投資

不動産投資は投資用不動産を購入し、第三者に貸し出すことで家賃を利益として得る投資方法です。

また、まとまったお金が必要な場合は所有している不動産を売却することで利益を得ることができます。

賃貸として貸し出すことによって、安定した収入を継続して得ることができる、比較的リスクが低い投資だといえます。

しかし、入居者が集まらなければ収益を得ることができないほか、集客・管理を行わなければならない点はリスクといえるでしょう。

 

株式投資

株式投資は企業が事業資金を集めるために発行している株式を購入し、売却することで資産を形成する投資方法です。

持ち株数によって、受け取ることができる株主優待や配当金などが変わるといった特徴があります。

購入方法については同一銘柄を購入・保有するほか、1日単位で売買するデイトレードなどが挙げられます。

いずれの株式も元本が保証されているわけではなく、デイトレードについては特にハイリスク・ハイリターンな投資になります。

 

仮想通貨

仮想通貨は近年提唱された投資方法のひとつであり、インターネットを通じてやり取りを行います。

有名なものはビットコインやイーサリアム、ライトコインなど、インターネット上に存在する通貨が商品となります。

多くの通貨には発行枚数に上限が設けられており、流通量に関する需要と供給で価格が変動します。

一方、インターネット上などで評判が下がると価格が暴落するリスクがあるため、ハイリスク・ハイリターンな投資方法です。

 

社債

社債は会社が資金調達のために発行している債券であり、国債と同様に同じような利率が設定されています。

将来の収益がある程度予測できるという点では比較的リスクが低めの資産といえますが、倒産のリスクがあります。

倒産してしまうと利息はおろか、投資した元本も返ってこない可能性があるため、そのような観点では国債よりも高いです。

とはいえ、自分が興味を持った企業に投資ができる点については、ほかの投資方法よりも高い満足度と納得度を得られるでしょう。

 

安全資産とリスク資産の理想的な割合

安全資産とリスク資産の割合

安全資産とリスク資産の理想的な割合については、さまざまな説があります。

金融庁のデータによると、日本人はリスク資産:安全資産を1:5の割合で持つ人が多いと発表がありました。

一方、アメリカ人についてはリスク資産:安全資産を1:1の割合で持つ人が多いといいます。

とはいえ、それぞれにメリットやデメリットがあるため、一概にはどちらが良いといったものはありません。

また、安全資産とリスク資産の割合を考える際、「100 – 年齢」から考える方法もあります。

「100 – 年齢」で算出された割合をリスク資産の割合として、残りを安全資産とした割合とするものです。

たとえば、30歳の人に上記の数式を当てはめると、リスク資産を70%、安全資産を30%にする、ということになります。

一方、70歳の場合はリスク資産が30%、安全資産を70に設定して運用するということになるのです。

これは若年層のほうが損失を回復できる時間が多いことを表しており、高齢者ほど安定資産を運用するべきだということを表しています。

 

安全資産に潜んでいるリスク

安全資産は元本割れがしにくく、低金利でも確実に資産を増やしやすいものが多く含まれています。

しかし、そのような安全資産でも、ノーリスクで資産を増やし続けることができる、というわけではありません。

たとえば現金の場合、火災による損失や盗難・紛失といった、物理的になくなることがリスクになります。

下記にて、本記事でご紹介した安全資産に潜むリスクをご紹介します。

 

預貯金

預貯金のなかに含まれる定期預金は、いつでも引き出せる普通預金とは異なり、解約しなければ引き出せません。

中途解約をしてしまうと解約利率が下がってしまい、定期預金のメリットを活かせないのです。

また、預けている金融機関が破綻した場合は1,000万円までは保証されますが、それ以上は保証されない可能性があります。

 

国債

国債は発行元となる国が破綻することで、利益だけではなく元本も返ってこなくなる、デフォルトリスクが潜んでいます。

特に発展途上国や新興国は先進国と比較するとデフォルトリスクが高いため、投資の際には注意が必要です。

また、外国の国債に投資する際は、為替相場が日々変動するため、買い時が肝心になります。

 

貯蓄型保険

貯蓄型保険も定期預金と同様に、いつでも引き出せない上に途中解約すると解約返戻金が下がってしまう点がデメリットです。

一般的な貯蓄型保険における解約返戻金額は契約時点で決定するため、その利回りよりも物価上昇が大きい場合は実質的に目減りします。

上記より、貯蓄型保険は一部を除いて、インフラに対して強くないという点がデメリットになります。

 

効率的な資産運用のポイント

効率的な資産運用のポイント

効率良く資産運用したい人は、下記を実践してみましょう。

 

分散投資

分散資産とは、リスクを抑えて安定したリターンの獲得を目指す投資方法であり、複数の商品に投資する手法です。

ひとつの商品に全額を投資した場合、元本割れや倒産などの際に利益や元本が返されず、大きな損失が発生します。

分散投資は株式や債券、国際、社債など、さまざまな商品に分けて投資を行うことで、リスクを下げる方法です。

資本が分散されていることから、株式でマイナスになっても債券や国際、社債などで損失を補てんすることができます。

どの商品にいくら投資するのかの判断は投資家の考えに依存しますが、多くの投資家は分散投資に手資産を運用しています。

 

長期投資

長期投資とは、数年から数十年程度の期間で行う投資方法であり、期間が長くなるほどお金を増やしやすいことが挙げられます。

不動産投資もこちらの長期投資に含まれるものであり、運営期間が長くなるほど多くの利益を獲得できます。

また、得られた利益を元本として新たな物件を購入・運営することで、複利を生むことも可能となります。

一方、長期投資商品を途中で解約した場合、ほとんどは利率が低い状態で元本を返されます。

目先の利益だけではなく、長期的な視点で考えられ人におすすめの投資方法といえます。

 

おわりに

本記事では、安全資産とリスク資産についてご説明しました。

安全資産は元本割れのリスクが低い資産であり、リスク資産は元本割れの可能性が安全資産よりも高い資産です。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、資産を増やすためにはリスク資産も運用しなければなりません。

資産運用を考えている方は、どの資産にどの程度投資するのかを検討しましょう。


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