不動産投資をする医師の約44%が物件を「保有中」と回答。始める前の不安1位は「運用に時間が割けない」
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高い専門性が求められ、所得水準も高くなりやすい医師という職業。その一方で、所得が大きいぶん税負担の重さに頭を悩ませている方も少なくありません。
その対策のひとつとしてよく名前が挙がるのが「不動産投資」です。
近年は情報も集めやすくなり、勤務医のうちから検討を始める方も増えています。
とはいえ、いざ一歩を踏み出そうとすると、「本当に節税につながるのか」「この業者を信頼してよいのか」など、さまざまな不安に直面する場面もあるでしょう。専門性の高い仕事に追われるなかで、限られた時間をどう投資に向き合わせるかも悩ましいところです。
そこで今回は株式会社NEXER Groupと共同で、事前調査で「勤務医・開業医として勤務しながら不動産投資を経験・検討経験がある」と回答した医師45名を対象に、「医師の節税意識と不動産投資の実感効果」についてのアンケートをおこないました。
「医師の節税意識と不動産投資の実感効果に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年6月12日 ~ 6月15日
調査対象者:事前調査で「勤務医・開業医として勤務しながら不動産投資を経験・検討経験がある」と回答した医師
有効回答:45サンプル
質問内容:
質問1:あなたの職業を教えてください。
質問2:あなたの診療科を教えてください。
質問3:あなたの年収帯を教えてください。
質問4:あなたの家族構成を教えてください。
質問5:不動産投資の経験・状況を教えてください。
質問6:保有している戸数を教えてください。
質問7:保有している物件タイプを教えてください。
質問8:不動産投資による節税効果を年間でどの程度実感していますか?
質問9:当初期待していた節税効果と比較してどうでしたか?
質問10:不動産投資を始めた/検討した最大の動機を教えてください。
質問11:節税以外で重視した動機があれば教えてください。(複数選択)
質問12:不動産投資は節税以外にもメリットがあったと思いますか?
質問13:始める前に最も不安だったこと・気になったことを教えてください。(複数選択)
質問14:不動産投資の情報収集で利用した情報源を教えてください。(複数選択)
質問15:最も信頼した情報源は何ですか?
質問16:業者選びで「気をつけたこと」を教えてください。(複数選択)
質問17:始めた後に「事前に知っておきたかった」と感じることがあれば教えてください。
質問18:これから不動産投資を検討する医師へのアドバイスがあれば教えてください。
質問19:「カモ業者」と感じた業者の具体的な特徴を教えてください。(複数選択)
質問20:失敗回避のために行ったチェックポイントを教えてください。(複数選択)
質問21:「医師カモ」と感じた営業・提案の具体例を教えてください。
質問22:保有または検討した物件のエリアを教えてください。(複数選択)
質問23:物件選定で最重視した条件を教えてください。(複数選択)
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
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- 質問1:あなたの職業を教えてください。
- 質問3:あなたの年収帯を教えてください。
- 質問5:不動産投資の経験・状況を教えてください。
- 質問7:保有している物件タイプを教えてください。
- 質問8:不動産投資による節税効果を年間でどの程度実感していますか?
- 質問10:不動産投資を始めた/検討した最大の動機を教えてください。
- 質問12:不動産投資は節税以外にもメリットがあったと思いますか?
- 質問14:不動産投資の情報収集で利用した情報源を教えてください。(複数選択)
- 質問16:業者選びで「気をつけたこと」を教えてください。(複数選択)
- 質問17:始めた後に「事前に知っておきたかった」と感じることがあれば教えてください。
- 質問18:これから不動産投資を検討する医師へのアドバイスがあれば教えてください。
- 質問19:「カモ業者」と感じた業者の具体的な特徴を教えてください。(複数選択)
- 質問21:「医師カモ」と感じた営業・提案の具体例を教えてください。
- 質問22:保有または検討した物件のエリアを教えてください。(複数選択)
- まとめ
質問1:あなたの職業を教えてください。
まず、回答した医師に職業を聞いてみました。

最も多かったのは、「勤務医(市中病院)」で44.4%でした。
そのほか、「勤務医(大学病院)」が20.0%、「開業医」が13.3%、「その他医療従事者」が22.2%となりました。
市中病院に勤める勤務医を中心に、勤務形態の異なるさまざまな立場の医師から回答が集まりました。
さらに質問2では、診療科を聞いてみました。

最も多かったのは、「内科系」で33.3%でした。
次いで、「外科系」が24.4%、「小児科」が13.3%と続きます。
診療科によって働き方や勤務時間の事情は大きく異なります。
こうした立場の異なる医師たちが、不動産投資をどのように捉え、節税や資産形成にどのような効果を感じているのでしょうか。
質問3:あなたの年収帯を教えてください。
続いて、年収帯を聞いてみました。

最も多かったのは「〜2,000万円」で28.9%でした。
次いで「〜1,200万円」20.0%、「〜1,500万円」が13.3%、「〜2,500万円」が11.1%、「2,500万円超」が6.7%という結果です。
高所得層が多い一方で、年収帯には幅があることがうかがえます。
さらに質問4では、家族構成を聞いてみました。

最も多かったのは「夫婦のみ」で31.1%でした。
次いで「夫婦+子2人以上」が28.9%、「独身」が24.4%、「夫婦+子1人」が13.3%、「その他」が2.2%となりました。
年収帯も家族構成も多様で、不動産投資を経験・検討する医師のライフステージには幅があることが見て取れます。自身や家族の将来を見据え、節税や資産形成の手段として不動産投資を検討している方も多いようです。
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質問5:不動産投資の経験・状況を教えてください。
続いて、不動産投資の経験・状況を聞いてみました。

最も多かったのは、「保有中」で44.4%でした。
次いで、「未経験」が20.0%、「比較検討中」が15.6%、「契約直前」と「検討したが見送り」がそれぞれ8.9%、「情報収集中」が2.2%という結果でした。
すでに物件を保有している医師が4割を超え、検討段階の医師とあわせて、実際に行動へ移している様子がうかがえます。
さらに質問6では、現在不動産を保有している医師に、保有戸数を聞いてみました。

最も多かったのは、「1戸」で40.0%でした。
次いで、「4戸以上」が25.0%、「2戸」が20.0%、「3戸」が15.0%となりました。
まずは1戸から始める方が多い一方で、4戸以上を保有する方も一定数見られます。
不動産投資への取り組み方は、保有戸数の面でも人それぞれであることがわかります。
質問7:保有している物件タイプを教えてください。
続いて、保有中の医師に、保有している物件タイプを聞いてみました。

最も多かったのは、「都心区分マンション」で45.0%でした。
次いで、「郊外区分マンション」が25.0%、「一棟マンション」と「戸建」がそれぞれ15.0%という結果でした。
都心・郊外を問わず、区分マンションを選ぶ医師が多いことがわかります。
比較的少額から始めやすく、管理の手間も抑えやすい区分マンションは、多忙な医師にとって取り組みやすい選択肢のひとつになっているのかもしれません。
質問8:不動産投資による節税効果を年間でどの程度実感していますか?
続いて、保有中の医師に、不動産投資による節税効果を年間でどの程度実感しているかを聞いてみました。

最も多かったのは「〜150万円」で35.0%でした。
次いで「300万円超」が20.0%、「〜80万円」が15.0%と続きます。一方で「効果なし」と答えた人も15.0%いました。
節税効果の実感には幅があり、年間150万円程度と回答した方が最も多い一方で、300万円を超える効果を実感している方もいれば、ほとんど効果を感じていない方も見られます。
物件の条件や年収、保有状況などによって、得られる効果は大きく変わってくることがうかがえます。
さらに質問9では、保有中の医師に、当初期待していた節税効果と比較してどうだったかを聞いてみました。

最も多かったのは、「ほぼ想定通り」で55.0%でした。
次いで、「想定以上」「想定より少なかった」「分からない」がそれぞれ15.0%となりました。
「想定以上」と「ほぼ想定通り」を合わせると、70.0%が当初の期待と同程度、またはそれ以上の節税効果を実感していたことになります。
一方で、想定より少なかったと感じた方もいます。
節税効果を検討する際は、期待できる効果だけに目を向けるのではなく、物件の条件や自身の状況に応じた試算をあらかじめ確認しておくことが大切だといえそうです。
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質問10:不動産投資を始めた/検討した最大の動機を教えてください。
続いて、不動産投資を始めた/検討した最大の動機を聞いてみました。

最も多かったのは「本業以外の収入源」と「資産形成」で、それぞれ24.4%でした。
次いで「節税対策」が22.2%、「開業資金準備」が8.9%と続きます。
収入源の確保や資産形成を目的とする方が多い一方で、節税対策も2割を超えています。
不動産投資に期待する役割は、税負担の軽減にとどまらず、本業以外の収入源の確保や将来に向けた資産形成など、多岐にわたることがうかがえます。
さらに質問11では、節税以外で重視した動機を聞いてみました。

最も多かったのは「本業の信用力活用」で40.0%でした。
次いで「将来の独立開業」が33.3%、「時間効率」が31.1%、「医師年金の補完」が22.2%、「その他」が20.0%でした。
医師という職業上の信用力をローンなどに活かす視点や、将来の独立開業、年金の補完を見据えた動機が上位に並びます。本業の収入だけに頼らず、将来の働き方や資産形成まで視野に入れて検討している方が多いようです。
質問12:不動産投資は節税以外にもメリットがあったと思いますか?
続いて、不動産投資は節税以外にもメリットがあったと思うかを聞いてみました。

「非常にそう思う」が24.4%、「ややそう思う」が35.6%となり、あわせて60.0%の医師が、節税以外のメリットを感じていることがわかりました。
一方で、「あまり思わない」が24.4%、「思わない」が15.6%となり、節税以外のメリットをあまり感じられなかった方も40.0%いました。受け止め方には個人差があるものの、過半数が節税以外の価値も実感している点は注目に値します。
さらに質問13では、不動産投資を始める前に最も不安だったこと・気になったことを聞いてみました。

最も多かったのは「運用に時間が割けない」で35.6%でした。
次いで、「業者の信頼性」が33.3%、「医師カモ業者への警戒」が31.1%、「節税効果の実態」が28.9%と続きます。
多忙な医師にとっては、限られた時間のなかで運用を続けられるかどうかに加えて、安心して相談できる業者を見極められるかどうかも、検討を進めるうえで大きなポイントになっているようです。
質問14:不動産投資の情報収集で利用した情報源を教えてください。(複数選択)
続いて、不動産投資の情報収集で利用した情報源を聞いてみました。

最も多かったのは「医師向けメディア(m3.com・MedPeer等)」で40.0%でした。
次いで「医局の同僚・先輩」と「FP・税理士」がそれぞれ33.3%、「ChatGPT・Perplexity等のAI」が31.1%と続きます。
専門メディアや人づての情報を利用する方が多い一方で、AIを情報収集に活用する方も3割を超えています。
さらに質問15では、最も信頼した情報源は何かを聞いてみました。

最も多かったのは、「医師向けメディア(m3.com・MedPeer等)」と「FP・税理士」で、それぞれ22.2%でした。
次いで、「医局の同僚・先輩」が20.0%、「その他」が13.3%、「Google検索」が8.9%、「ChatGPT・Perplexity等のAI」「業者のセミナー」「SNS」がそれぞれ4.4%となりました。
利用率の高かったAIやGoogle検索は、「最も信頼した情報源」としては割合が低くなっています。
情報を集める段階では手軽な手段を使いつつも、最終的には専門メディアやFP・税理士といった専門家の情報を重視する。そんな使い分けをしている医師が多いことがうかがえます。
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質問16:業者選びで「気をつけたこと」を教えてください。(複数選択)
続いて、業者選びで「気をつけたこと」を聞いてみました。

最も多かったのは、「契約を急がない」で48.9%でした。
次いで、「税理士との連携」が33.3%、「医局の先輩からの紹介を確認する」が28.9%と続きます。
約半数が、たとえ業者から契約を急かされても、その場ですぐには判断しないことを重視していました。専門家や周囲の意見も参考にしながら、慎重に確認を重ねて業者を選ぼうとしている姿勢が見て取れます。
質問17:始めた後に「事前に知っておきたかった」と感じることがあれば教えてください。
続いて、不動産投資を始めた後に「事前に知っておきたかった」と感じたことを聞いてみたので、一部を紹介します。
- 投資のリスク(20代・女性)
- 将来の詳しい見通しを知りたかった(30代・女性)
- どういった業界かの全体的な把握(40代・男性)
- 不動産に関する法律(40代・男性)
- ランニングコスト(50代・男性)
- 手続きの流れ。不要なものはないか確認しておけばよかった(40代・男性)
投資に伴うリスクや将来の見通し、不動産に関する法律、ランニングコスト、手続きの流れなど、基礎的な情報を事前に押さえておきたかったという声が目立ちました。
不動産投資を検討する際は、期待できる効果だけでなく、必要な費用や手続き、想定されるリスクについても、あらかじめ確認しておくことが重要だといえそうです。
質問18:これから不動産投資を検討する医師へのアドバイスがあれば教えてください。
続いて、これから不動産投資を検討する医師へのアドバイスを聞いてみたので、一部を紹介します。
- 急がないこと(20代・女性)
- まずはやってみる(30代・男性)
- 時代に合わせてインフレ対策しましょう(30代・女性)
- スキマ時間では上手く対応できないことも多いと思う(40代・男性)
- おいしい話はそれほどないということです(60代・男性)
- いろんな情報を集めること、信頼できる人を見極めることが大切(40代・男性)
「急がない」「情報を集める」「信頼できる人を見極める」といった慎重さを促すアドバイスが目立つ一方で、「まずはやってみる」という前向きな声もありました。慎重さと行動力のバランスをどう取るかが、満足度を左右しているのかもしれません。
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質問19:「カモ業者」と感じた業者の具体的な特徴を教えてください。(複数選択)
続いて、「カモ業者」と感じた業者の具体的な特徴を聞いてみました。

最も多かったのは、「即決を迫る」で51.1%でした。
次いで、「契約書の説明が不十分」が35.6%、「節税を過剰に強調する」が33.3%、「医師という属性を露骨に持ち上げる」が31.1%と続きます。
契約を急かす対応に加えて、契約内容の説明が不十分であることや、節税効果ばかりを強調する姿勢に警戒感を抱く方が多いようです。
さらに質問20では、失敗回避のために行ったチェックポイントを聞いてみました。

最も多かったのは「契約を急がない」で46.7%でした。
次いで「税理士相談」が44.4%、「複数社で比較」が35.6%と続きます。
契約を急がず、専門家に相談し、複数の提案を比較するという地道な確認を重視している様子がうかがえます。
質問21:「医師カモ」と感じた営業・提案の具体例を教えてください。
続いて、「医師カモ」と感じた営業・提案の具体例を聞いてみたので、一部を紹介します。
- 即決させること(20代・女性)
- あり得ない話や綺麗事を並べていて怪しかった(30代・女性)
- 手数料がとても高いと感じた(30代・女性)
- 専門用語を並べて強く迫ること(40代・男性)
- 節税が何年に至って行われるかのシミュレーションが甘い(40代・男性)
- 質問に対して曖昧な対応、難しい言葉を使用し理解ができなかった(40代・男性)
即決を迫る対応や、根拠のわかりにくい説明、専門用語を多用した強引な営業に不信感を抱いたという声が見られました。また、手数料や節税効果のシミュレーション、契約内容について、十分な説明を求める意見も挙がっています。
提案内容に少しでも違和感がある場合は、その場で判断せず、わからない点を確認したり、第三者に相談したりすることが大切だといえそうです。
質問22:保有または検討した物件のエリアを教えてください。(複数選択)
続いて、保有または検討した物件のエリアを聞いてみました。

最も多かったのは「東京23区」で33.3%でした。
次いで「神奈川」が26.7%、「その他地方」が24.4%、「東京23区外」と「大阪」がそれぞれ17.8%と続きます。
東京23区を筆頭に、首都圏に関心が集中している様子がうかがえます。
最後に質問23では、物件選定で最重視した条件を聞いてみました。

最も多かったのは「駅徒歩距離」と「価格帯」で、それぞれ37.8%でした。
次いで「利回り」が35.6%、「資産価値」が31.1%、「築年数」が28.9%と続きます。
立地や価格、利回りといった資産性に直結する条件が上位に並び、節税効果よりも物件そのものの価値を重視する傾向が見られました。
まとめ
今回の調査では、不動産投資を経験した医師の年間の節税実感は「〜150万円」が最多で、60.0%が節税以外のメリットも感じていることがわかりました。一方で、51.1%が「即決を迫る」業者に警戒感を示し、失敗を避けるためのチェックポイントとしては「契約を急がない」が最も多く挙がりました。
情報源としては医師向けメディアや専門家が信頼を集め、物件選びでは立地や価格、利回りなど、資産性に直結する条件が重視されています。
医師という職業は、高い所得を得やすい一方で税負担も大きく、その対策として不動産投資が選択肢に挙がりやすいことがあらためて見えてきました。同時に、節税という入口だけで判断するのではなく、物件の条件や契約内容、将来の見通しまで含めて検討している医師が多いことも、今回の結果からうかがえます。
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多忙ななかでも自分のペースで情報を集めたい医師の方は、ぜひお気軽にご活用ください。
<記事等でのご利用にあたって>
- 引用元が「株式会社NEXER Groupと不動産投資の『GALA NAVI』による調査」である旨の記載
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