なぜ家計簿は挫折するの?無理なく続けられる家計簿のつけ方

なぜ家計簿は挫折するの?無理なく続けられる家計簿のつけ方

老後資金の頼みの綱として「貯蓄」を挙げる方も多いのではないでしょうか。しかし、厚生労働省の調査によると「貯蓄なし」世帯が全世帯の16%を占める昨今、貯金をすることも決して簡単ではありません。コツコツと貯金を続けるためには、家計簿で支出と収入を把握することが重要です。ところが、この家計簿が実は厄介者です。家計簿アプリ開発会社マネーフォワードの調査によると、女性の7割以上、男性の半分以上が家計簿に挫折した経験を持っています。そこで長続きしないことが多い家計簿を、挫折せずに継続するためのノウハウをご紹介します。

家計簿が続かない理由

家計簿が続かない理由として、

  • 1. 時間がない。
  • 2. 面倒になってやめてしまう。
  • 3. 効果が分からない。

これら3つが挙げられると思います。これらの原因に対して、

  • 1. 時間がなくてもできる方法を見つける。
  • 2. 面倒にならない方法で続ける。
  • 3. 目に見えて効果が分かるようにする。

以上の対策をとることができれば、家計簿を続けることは決して難しくはありません。

家計簿を続けるためのノウハウ

それでは、これら3つの対策を実現する方法とはどのようなものでしょうか。ひとつずつ見ていきましょう。

1)時間がなくてもできる家計簿のつけ方とは?

最も時間がかからない家計簿は、「クレジットカード家計簿」です。つまり、クレジットカードの明細を家計簿代わりに使う、という方法です。スーパー、ドラッグストア、外食や衣料品など、可能な限りすべての買い物をクレジットカードで支払うことで、クレジットカードの明細書がそのまま家計簿になります。

ただし、自動販売機やコインランドリーなど、クレジットカードで支払えない支出もあります。クレジットカードで支払えない品物は買わない、というルールを作ってしまうのもひとつの手です。節約にもつながるでしょう。

クレジットカード家計簿のもうひとつの弱点は、クレジットカードを使うことで財布のひもが緩んでしまう可能性があるという点です。また、クレジットカードはあまり使いたくないという方もいることでしょう。

そんな方にオススメの方法は、家計簿アプリの電子マネー連携機能を利用する方法です。例えば「マネーフォワード」という家計簿アプリでは、Apple PayやSuica・PASMOなどとの連携が可能です。

2)面倒くさくない家計簿のつけ方とは?

毎日の買い物のレシートを家計簿に記入して「しまった、使い過ぎた! 引き締めなきゃ!」という気持ちを保てれば良いのですが、これはこれで非常に面倒です。上記1)の方法でも面倒さをなくすことはできますが、他にも方法があります。それは、変動費に対して「予算」を設定するという方法です。

家計は基本的に「固定費」と「変動費」の2つに分類できます。固定費とは、毎月支出額が変動しない家賃や新聞代などです。変動費とは、外食費・交際費・娯楽費、衣服費など毎月変動する支出のことです。なお、変動費のなかでも毎月の支出額がそれほど大きく変動しない支出は固定費として考えても良いでしょう。この変動費に対して予算を設定すると、家計簿のつけ方が一気に楽になります。

予算設定は、例えば、1カ月分の食費を○万円と決め、毎月1日にまとめて銀行から下ろしておきます。この現金は適当な封筒に入れておきます。銀行ATMの横に置いてある封筒を使っても良いでしょう。この封筒に入っている現金がその月の「食費予算」になります。大切なことは食費は常に、この封筒から出すようにすることです。最初から1カ月分の予算を立てようとすると難易度が高いので、初めのうちは1週間ずつ予算を決めた方がよいでしょう。

「いくら下ろせばいいか分からない!」という方もいらっしゃるかもしれませんので、参考に単身世帯の1カ月の平均食費をお伝えしておきます。総務省の調査によると、単身世帯の1カ月の平均食費は39,808円です。1週間に換算すると約1万円です。同様に「交際費予算」「衣服予算」などを設定します。これらの予算が余った額(または超過額)を毎月末に記録するだけで、いくら使ったかが分かって家計簿は完成です。

3)目に見えて効果が分かる家計簿とは?

「家計簿をつけても効果がないからやめちゃった!」という方もいらっしゃるでしょう。多くの方が家計簿に期待している効果とは、「無計画な支出を抑制して、毎月の収支を黒字にすること」ではないでしょうか。「預金残高が増えていくこと」と言い換えてもよいかもしれません。

家計簿をつける際に最も重要なことは、毎月末の預金残高推移を記録していくことです。預金残高が増えていることを実感できれば、家計簿を続けるためのモチベーションにもなります。

家計簿というと、毎月のカテゴリー別の支出や収入額を記入することだけに終始しがちですが、効果を実感するためにも預金残高の推移を記入することを忘れないようにしてください。「預金残高をつけるのはハードルが高いな。。。」と思われた方は、毎月の支出が収入を超えないようにすることを目的にしてみてはいかがでしょうか。支出が減れば、へそくりやお小遣いを増やすことも可能です。

まとめ

クレジットカード家計簿、予算設定、預金残高推移の記録という家計簿を続けるためのテクニックを3つお伝えしてきました。最後に、家計簿を継続するために最も大事なことをお伝えします。それは、「●年で○○○万円貯めるぞ!」という目標です。未来のビジョンといってもよいでしょう。いくらテクニックを知っていても、目標という原動力がなければ継続はできません。まずは、欲しいものや実現したい夢など、未来のご褒美を考えることから始めてみましょう。

関連記事